チャーチル元首相の地球外生命について洞察したエッセイが明らかにされる


イギリスのウィンストン・チャーチル元首相が書き残したとされるエッセイが見つかり、地球外生命の可能性に関する鋭い洞察が含まれていたとして話題になっている。

博物館で再発見されたエッセイ

 

その11ページに及ぶエッセイのタイトルは、「私たちは宇宙の中で孤独なのか?」。

 

1938年、ちょうどオーソン・ウェルズの「宇宙戦争」というラジオ番組が放送され、一部市民がパニックに陥った出来事の翌年、新聞に寄稿するために書かれたとされている。

 

英紙Independentによれば、この文章は1980年代からアメリカのミズーリ州にある「国立チャーチル博物館」にひっそりと保管されてきたという。

 

そして最近、新たに博物館館長に就任したTimothy Riley氏によって再発見され、イスラエルの天体物理学者、Mario Livio氏へ渡されたそうだ。

 

その後、Livio氏が調べた結果、エッセイには地球外生命の存在に関して、鋭い洞察力に満ちた内容が書かれていたとされている。

すでに「ハビタブルゾーン」を定義

 

エッセイの中でチャーチル元首相は、太陽系外惑星の存在を先取りしながら、生命が存在する可能性のある数少ない領域、今で言う「ハビタブルゾーン」や「ゴルディロックスゾーン」と呼ばれるものを、すでに定義していたという。

 

また彼は非常に多くの星が惑星という「家族」を持ち、その中には水を表面にたたえ、何らかの大気を保持するのに適した規模のものも存在するはずだと主張。

 

さらにその中には親星(恒星)から程よい距離にあり、適度な温度を維持できる惑星も多くある、と信じていたとされている。

flickr_Beth Scupham

 

さらに彼は、質量や重力の関係などから判断し「おそらく金星と火星だけは、生命を宿している可能性がある」と書いているそうだ。

 

しかし人間以外の知的生命体の存在については、次に述べるにとどまっている。

 

「自分としては、広大な宇宙の中で活動して思考できる生物は唯一私たちだけで、人間が広大な時間と空間の中で最も精神的・肉体的な高いレベルに成長した存在だと思えるほど、文明を作り上げた人類にはあまり感銘を受けていない」

水素による核融合の発明も予言

 

チャーチル元首相が科学に関心を寄せていたことはよく知られており、いくつか未来の予言などもしてきたという。

 

特に彼が1931年に書いた「その後の50年」という文章では、「将来、水素を燃料にした核融合の力が発明される」と記されており、予言はその後「水爆」という形で的中することになる。

 

 

出展元:INDEPENDENT:Winston Churchill’s secret essay about existence of aliens revealed(2/15)