ブラジルの医師が火傷の治療で魚の皮を使用、効果が確認され話題に


ブラジルで火傷の治療に魚の皮が使われているとして、注目を集めている。

通常使われるのはブタや人間の組織

 

通常、火傷の治療には凍ったブタの皮膚や人間の組織が使われるという。それらを火傷の箇所に貼ることで、皮膚の潤いが保たれ、治療を促進するコラーゲンやタンパク質が供給されると言われている。

 

しかしブラジルでは公的な病院でさえもそれらが不足。そこで困った医師らが、テラピアという魚の皮を患部に当てて治療を試みているそうだ。

YouTube/STAT

コストも低く、治りも早い

 

テラピアという魚はブラジルでは川や養殖場でも簡単に手に入れることができるとされている。

 

科学者たちはこの魚の皮には、潤いを保つ働きがあり、コラーゲンも含み、人間の皮膚と同じレベルの耐病性があることを発見。

 

しかも実際に使ったところ、これまでの方法よりも数日ほど治りが早く、痛み止めの薬の必要性も減ったことが明らかになったという。

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さらに通常ブラジルで使われているサルファダイアジン・クリームによる治療よりも、75%もコストが少なくて済むそうだ。

 

Ceara大学のOdorico de Morais教授は取材に対し「テラピアの皮を使った治療は前例がありません。そしてこの魚の皮は通常は捨てられてしまいます。だから私たちはこれを社会的利益に転換させるために使っているのです」と語っている。

 

現在、研究者らはこの治療が商業的にも成立することが証明されるのを望んでおり、テラピアの皮の加工処理など、多くの企業にこの分野への参入を促しているという。(了)

 

出展元:Mirror:Desperate doctors use FISH SKIN to treat severe burn victims after shortage of traditional hospital methods(5/26)