カナダでも難民ビジネスか?亡命希望者を密入国させた容疑で女を逮捕


トランプ政権になって以来、アメリカからカナダを目指す難民が増えているが、そんな中で先週、密入国ビジネスを行っていた疑いで女が逮捕された。

車に9人の難民が乗っていた

 

逮捕されたのは、カナダ中西部のサスカチュワン州に住むMichelle Omoruyi容疑者(43)。

 

カナダの連邦警察(RCMP)によれば同容疑者には、アメリカから逃れてくる亡命希望者を違法にカナダへ密入国させていた疑いがかけられていたという。

 

そのため警察は国境をまたぎ1カ月近く、Omoruyi容疑者の行動を監視し、捜査を進めてきたそうだ。

 

そして4月14日、カナダ警察はサスカチュワン州の国境を越えようとする容疑者の車を停め、車内を捜索。その結果、主に西アフリカ出身の9人の難民が乗っていたことから、Omoruyi容疑者を逮捕した。

 

ただし9人の亡命希望者らは、その後カナダ当局に対して難民申請を行ったとされている。

Twitter/Watch CTV News

部屋からは大量の現金

 

さらに警察はその後、Omoruyi容疑者の自宅を捜索。すると部屋からは大量の現金が見つかったという。

 

カナダ国境管理局のJason Evert氏は記者会見で「調査官らは人間を密入国させる業者が、このエリアで国境越えを容易にさせていることを示す証拠を明らかにしました」と語った。

 

今回の捜査は、組織化された密入国ビジネスに対し、カナダとアメリカ当局が4カ月に渡って行ってきた共同調査の一環とされている。

 

そしてアメリカ国境警備隊も先週の金曜日に調査を行い、数人を逮捕したという。ただし詳細については明らかにされていない。

母国に送還されれば命の危険も

 

カナダへの亡命希望者の中には、不法移民としてアメリカから母国へ強制送還された場合、命に危険が及ぶ人もいるという。

 

そのためトランプ政権に変わり、不法移民に対して厳格に対処するようになったアメリカを離れ、多くがカナダのマニトバ州やケベック州、ブリティッシュ・コロンビア州を目指し、違法に入国しているそうだ。

 

もっともカナダ政府は難民である彼らに比較的寛容な姿勢を示してきたが、地元では亡命希望者の急増が問題になっており、2月には658人、3月には887人の難民が国境を越え、身柄を拘束されたと言われている。(了)

 

出展元:BBC:Canadian woman faces human smuggling charges(4/20)