ネットで若者を死へ追いやる「自殺クラブ」の首謀者がロシアで逮捕される


ソーシャルメディアなどを使い、若者たちを自殺へ追い込むネット・カルトの首謀者の男が、ロシアで逮捕された。

精神的にダメージを与え自殺に追い込む

 

ロシア当局は、若者たちをゲームに参加させて自傷行為や自殺を促してきた罪で、郵便局員のIlya Sidorov容疑者(26)をモスクワで逮捕した。

 

同容疑者は、これまでに130人の若者を自殺に追い込んだ「Blue Whale」という自殺クラブともつながりがあると見られている。

 

その自殺ゲームに参加した若者たちはまず自傷行為やホラー映画を観るように命じられ、一連の命令を実行しながら、眠らないよう伝えられたという。

 

これらは参加者の精神面にダメージを与えることが目的とされ、やがて50日間の「チャレンジ」の最後には、若者に自殺を促すそうだ。

自殺クラブの管理者だったと認める

 

Sidorov容疑者は逮捕されるまでに32人に及ぶ学生らをゲームに勧誘していたとみられ、13歳の少女を地下鉄の列車に飛び込ませた容疑がかけられている。

 

現在、同容疑者はウラル地方のChelyabinskという街で拘留されており、調査も同時に進められているが、裁判の結果5年の刑が言い渡される可能性があるそうだ。

 

ロシア内務大臣の広報官、Irina Volk大佐によれば、Sidorov容疑者は今年の初め、14歳の少女が自殺を試みた後に当局によって調査されてきたという。

 

またVolk大佐はMail Onlineの取材に対して、次のように語っている。

 

「5つの携帯電話と1つのタブレット、そして複数のシムカードが捜査によって押収されました。容疑者は32人の未成年者がメンバーとなっている、いわゆる『自殺クラブ』の管理者だったと明らかにしています。また容疑者は自殺を企てるよう駆り立てるため、若者らに慣れることを目的とした『仕事』を与えていました」

flickr_Thomas Linet

130人も死に追いやった「Blue Whale」

 

今年の5月には、インスタグラムなどで悪名を馳せた「Blue Whale」という自殺クラブを運営していたとして、Philipp Budeikin容疑者(21)も逮捕されている。

 

「Blue Whale」はロシアで6カ月間に起きた、130人の若者の自殺と関係があると見られており、モスクワ東部のKrasnoyarskという街の警察は、Yulia Konstantinovaさん(15)とVeronika Volkovaさん(16)の自殺に関して調査を進めているという。

 

Konstantinovaさんは自殺する前、ソーシャルメディアに「もう終わり」というメモを残しており、その日の早朝には「Blue Whale」の写真も投稿していたとされている。

 

また彼女の友人であるVolkovaさんも自殺する前に「世界の感覚が失われていく、これで終わり」という同様のメッセージを残していたそうだ。(了)

 

出展元:INDEPENDENT:Russian ‘mastermind’ behind ‘online suicide cult’ held by police(6/10)