バングラデシュで落雷により22人死亡、雷による年間の犠牲者は数百人


先日、バングラデシュ各地で激しい落雷が続き、2日間で22人が死亡するという事態が発生した。

避雷針の役目を果たす高い木が減少

 

バングラデシュ当局によれば、6月18日から19日の48時間で、落雷により少なくとも22人が死亡したという。

 

この雷はその間に吹き荒れた嵐によって引き起こされ、犠牲者の中にはピーナッツ畑で作業を行っていた夫婦と、幼い女の子も含まれるそうだ。

 

バングラデシュでは毎年、雷によって数百人が死亡しているとされているが、専門家などは気候変動が問題をさらに悪化させていると主張。

 

また避雷針の役割を果たすパームツリーのような高い樹木が、森林伐採によって失われていることも犠牲者が多くなる原因の1つだという。

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昨年は年間300人以上が死亡か

 

昨年バングラデシュ政府は、5月にわずか1日で82人が死亡し、合計200人が犠牲になったことを受け、自然災害として対処することを宣言したそうだ。

 

しかも専門家は本当の犠牲者の数はそれよりも多い可能性があるとし、独立系の調査会社も2016年には合計で349人が落雷で命を落としていると報告している。

 

その結果、政府の災害チームは昨年、数カ月かけて犠牲者を減らす方法に関する調査を行い、100万本のパームツリーを植えるプログラムを実施したという。

 

また気象局も落雷から身を守るための方法について、2万人の学生らに教え、訓練を行なったそうだ。

 

バングラデシュでは先週、南西部で大雨の影響により土砂崩れが発生し、数百戸の家が流され、160人が死亡するという災害が起きたばかり。

 

気候変動と自然破壊が進めば、世界でもこれまでにない災害が増えてくるのかもしれない。(了)

 

出展元:NDTV:22 Killed in Lightning In Bangladesh(6/20)

参考:VOA:Bangladesh Declares Lightning Strikes a Disaster as Deaths Surge(2016/6/22)

参考:Daily Monitor:Bangladesh plants million trees to cut lightning toll(1/24)