比の街でイスラム過激派と軍隊などが銃撃戦、大統領が戒厳令を発令


フィリピン南部の街で、イスラム過激派のグループと軍隊などとの銃撃戦が繰り広げられ、地元では不安が広がっている。

武装した戦闘員が街に侵入

 

その事件が起きたのは5月23日午後3時、ミンダナオ島にあるマラウィ市とされている。

 

地元紙のThe Philippine Starによれば、ISISとのつながりがある「Maute」というイスラム過激派の戦闘員15名が、武装して突然街に侵入してきたという。

Facebook/Arab News

戦闘員らはISISと同じような服装をし、その後地元の病院に入り、屋上にISISの黒い旗を掲げたそうだ。

 

その後、住民の通報により、フィリピン軍や警察が通りに配置され、過激派の戦闘員と銃撃戦になったとされている。

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1人の警察官死亡、8人負傷

 

このためドゥテルテ大統領は、ミンダナオ島に非常事態を宣言し、戒厳令を発令。地元当局は住民らに屋内にとどまり、ドアや門の鍵を閉め、銃声が聞こえたら床に伏せるよう指示を出した。

 

また戦闘により家に取り残された人々を救うため、緊急対策チームも動員されたと言われている。

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軍の作戦部長、Eduardo Ano将軍によれば、この戦闘で少なくとも1人の警察官が死亡し、8人の兵士が負傷したという。

 

しかしまだ市内には100人以上の過激派の戦闘員がいると見られ、病院や刑務所が占拠されたほか、カトリック教会も焼き打ちにあったそうだ。

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戒厳令を発し強硬姿勢の大統領

 

この「Maute」は以前から存在していたモロ・イスラム解放戦線のメンバーや、外国人の戦闘員から構成されていると考えられている。

 

そして今年3月、ドゥテルテ大統領はこの地のイスラム過激派に対処するため地元の市町に支援を求め、同時に問題に取り組まなければ戒厳令を発令すると迫ったという。

 

戒厳令は令状なしでの逮捕も可能になるなど、市民の権利が制限される場合もあるが、軍が活動しやすくなる。今回、大統領は戒厳令を発令することで、「Maute」に対し鎮圧作戦の強化を狙っていると見られている。

 

当時、ドゥテルテ大統領はロシアのプーチン大統領との会談のためモスクワを訪れていたが、今回の事件で急きょ帰国したそうだ。

 

街の中での銃撃戦で住民らに大きな被害が出ないことを祈る。(了)

 

 

出展元:The Philippine Star:Marawi residents told to stay home as firefights continue(5/23)

出展元:INDEPENDENT:Philippines soldiers battle Isis-linked gunmen on Marawi city streets(5/23)