シャチやイルカなどの繁殖を法律で禁止:仏政府


先週の水曜、フランスの環境大臣はシャチやイルカなどの飼育に関する新たな法律に署名した。

シャチなどの繁殖や捕獲を禁止

 

英紙Independentによれば、フランス政府はその法律により今後、水族館などがシャチやイルカを繁殖させることを禁止したという。

 

また現在認められているシャチやバンドウイルカを除く、全てのクジラ類やイルカ、ネズミイルカなどを捕獲することも禁止したそうだ。

 

さらに新しい法律では、これらの動物たちと一般の人々との直接の接触を禁止し、飼育する場合も施設側にはプールを非常に広いもの(150%拡大)にするよう求めるとしている。

 

保護団体などはこれらの動きが、最終的には海洋生物ショーの廃止に繋がることを願っているという。

flickr_woolennium

すでにショーの廃止を決めていた所も

 

この法律が導入されたのは、「Sea World」という海洋テーマパークでシャチの最後の出産が発表された後のこととされている。

 

実は「Sea World」は以前から動物の権利を訴える団体の抗議により、すでにシャチの繁殖を行わない方針を決定していたそうだ。

 

また数年間に及ぶ批判の後に、シャチのショーを段階的に廃止すると宣言もしていたという。

 

ただし活動家らは、アメリカのテキサス州San Antonioや、フロリダ州オーランドにある「Sea World」が2019年までにショーを廃止する予定はないとして、納得できないままだとしている。

「歴史的進歩」「爆弾」という声

 

今回の法案に署名したフランスのSegolene Royal環境大臣は、これらの海洋生物の一部が水族館などで薬を投与されている実態を学び、さらにこの法律をより革新的なものに改める必要があると主張しているそうだ。

 

また5つの動物保護団体のグループは共同声明において、今回の法律が最終的にはこれらの動物の飼育、交換、輸入プログラムの終わりを意味するとして、「フランスにおける歴史的な進歩」と評価し、称えている。

 

水族館や海洋テーマパークなどはこの法律に従う準備のために6カ月の猶予が与えられ、3年以内にプールの拡張を行うことが求められているとか。

 

ただし南フランスのアンティーブにある「マリンランド」の代表、Jon Kershaw氏は地元メディアに対し「自分のような経営者にとって、今回の禁止は”爆弾”です」と語ったという。(了)

 

 

出展元:INDEPENDENT:France bans breeding of killer whales and dolphins in captivity(5/7)