「サダム・フセイン」という名のインド人、就職できず苦難の日々が続く


10年以上も前(2006年12月)に処刑されたイラクの独裁者。彼と同じ名前だとして、長い間仕事に就けない男性が注目されている。

40回も面接を受けて落とされる

 

その男性とは、インド中部のジャールカンド州に住む「サダム・フセイン(Saddam Hussain)」さん(25)。

 

彼は2年前に優秀な成績でTamil Nadu’s Noorul Islam大学を卒業し、海洋エンジニアとしての技術を習得したが、友人が皆就職していく中で、40回面接を受けても落とされてきたという。

 

しかも彼の正確な名前は「Hussain」で、イラクの独裁者「Hussein(またはHusayn)」とはスペルが違うにも関わらず、船会社などは彼を雇うのを拒んできたそうだ。

 

フセインさんは取材に対し「船会社はさまざまな国境において、移民局との間で厄介な問題になるのを恐れているんです」と語っている。

名前変更もスムースにいかず

 

そのため彼は「Sajid」と名前を変えることを決心。新しいパスポートや運転免許などを取得すれば、なんとか困難を乗り切れると考えたという。

 

しかし裁判所へ行っても役所仕事で遅く、新しい名前だと学校へ通っていたことが証明できないため、仕事の申請手続きもスムースに行えないそうだ。

 

結局、フセインさんは5月5日に裁判所へ招かれ、そこで当局により中等教育を受けていた当時の名前が変更される予定になっているが、その後も卒業証書の修正など多くすべきことが残っている。

イラクでは頭に銃を突きつけられた人も

 

もっとも「サダム・フセイン」という名前で苦しんでいるのは、彼1人ではない。

 

イラクには独裁者を称えるため、その名に因んでつけられた人もいるという。

 

しかも中には同じ名前という理由だけで、シーア派民兵から頭に銃を突きつけられ、偶然弾が詰まったために処刑されず、その後解放された人もいるそうだ。(了)

 

 

出展元:BBC:Indian engineer named Saddam Hussain cannot get a job(3/19)