ついにこんな時代が…社員にマイクロチップを埋め込む企業が米に出現


アメリカで希望する社員にマイクロチップを埋め込む企業が現れ、注目されている。

 

入館やコンピューターのログインもチップで

 

その会社とはウィスコンシン州にあるハイテク企業の「Three Square Market」。

 

会社のCEOであるTodd Westby氏がABC Newsに語ったところによれば、River Fallsの本社で働く従業員80人のうち、50人以上がマイクロチップを埋め込むことに同意したという。

 

マイクロチップはRFIDという無線周波数による身分証明技術を使ったもので、すでに2004年には米食品医薬局の使用認可が下りているそうだ。

 

チップの大きさは米粒大で親指と人差し指との間に埋め込まれ、オフィスに入ったりコンピューターにログインしたり、またはスナックなどを購入したりする時でも手を読み取り機に通すだけで済むとか。

Twitter/Andreas Hammar

ネットに接続せず、ハッキングの恐れもなし

 

もっとも当初、会社がこのアイディアを導入しようとした時には、社員の多くはワクワクしながらも同時に抵抗感を持っていたそうだ。

 

しかしより詳細な情報を提供し、話し合いを重ねるうちに、管理職員の大多数が受け入れるようになり、実際にマイクロチップを埋め込む企業「BioHax International」と会社がパートナーとなることを選んだという。

 

ただしこのチップにGPSの機能はついておらず、社員の行動を監視することはない。またそもそもネットに繋がっていないため、ハッキングされる恐れも存在せず、誰かが無理やり接続を試みる場合は、もはや手を切断するしか方法はないとしている。

 

社員の気持ちが変われば、取り外しも可能

 

このチップのコストは300ドル(約3万3000円)。それらは会社が負担するとされ、実際に8月1日には認可を受けた専門家により手に穴があけられ、チップが埋め込まれる予定だとか。

 

無論、埋め込んだ後も社員の気持ちが変われば取り除くことも可能。しかもまるで刺を抜くように簡単に取り外せるそうだ。

 

そのためWestby氏の妻や成人している子供たち、さらに他の人たちも来週、マイクロチップを埋め込む予定とされている。

Twitter/Radius Campus‏

情報セキュリティに懸念を示す専門家

 

もっとも専門家の中には、このような行為に否定的で、情報セキュリティの観点から懸念を示す人もいるという。

 

これまで個人情報保護などに携わってきた「CyberScout 」の創設者、Adam Levin氏は次のように語っている。

 

「多くのことが最善の目的によって始められるが、時にその意図はひっくり返される。私たちは数千年間、人類としてマイクロチップなしで生き延びてきた。今それを行う必要性があるだろうか。皆がその決定を下したというが、一体彼らは便利さと引き換えに、どのくらいのプライバシーとセキュリティを喜んで差し出そうとしているのだろうか」

 

しかし一方、「BioHax」社のJowan Osterlund氏は、次のようにコメントしている。

 

「人々にマイクロチップを埋め込むのは、エレクトロニクスにおける次のステップなのです。私たちの生活に新たな次元を加えるために、これは自然な方法だと確信しています」(了)

 

 

出典元:ABC News:Tech company workers agree to have microchips implanted into their hands(7/24)