サウジアラビアでメラニア夫人がスカーフを着用せず、しかしメディアは絶賛


サウジアラビアを訪れたトランプ大統領だが、ファースト・レディのメラニア夫人がスカーフを身につけなかったとして話題となっている。

スカーフを着用しないメラニア夫人

 

5月20日、トランプ大統領らは初めての外遊先として、サウジアラビアを訪問した。

 

サウジアラビアでは外国人でも女性が外出する際には、頭部を隠すのが望ましいとされるが、エア・フォース・ワンから空港に降り立った時にメラニア夫人はスカーフをかぶっていなかったという。

 

また歓迎式典の場でも黒いドレスに身を包みながら、やはり頭をスカーフで覆うことはなかった。

以前、批判していたトランプ大統領

 

もっともサウジアラビアでスカーフをかぶらなかった女性は、彼女が初めてではない。

 

ドイツのメルケル首相やイギリスのメイ首相、さらにミシェル・オバマ前大統領夫人も訪問した時に、スカーフを身につけなかったとして注目された。

 

そして問題なのは、当時ミシェル夫人がスカーフをかぶらなかったことを、トランプ氏が批判していた点だ。

 

彼は当時、ツイッターで次のように述べている。

 

「多くの人々は、オバマ夫人がサウジアラビアでスカーフを身に付けるのを拒否したことが素晴らしいという。しかしサウジアラビアの人々は侮辱された。つまりわれわれは、すっかり敵を作ってしまった」

このツイッターは現在、多くのマスコミにも紹介され、トランプ大統領は「二重基準」であるとの批判を受けているが、さらにメラニア夫人に続き、その後娘のイバンカさんもスカーフを身につけていないことが判明した。

 

メラニア夫人の広報官がCNNに語ったところによると、そもそもヘッドスカーフを身につけることはサウジ側から要求されておらず、誰もメラニア夫人に身につけるよう求めていなかったという。

保守的なファッションで敬意を示す

 

そんな話題が報じられる中、メラニア夫人は訪問先でも積極的に活動。日曜日には首都リヤドにあるアメリカン・スクールを訪れ、教育相と合流し、教師や生徒らとも交流を重ね、本を寄付したという。

さらに全てが女性従業員で構成されている、米ゼネラル・エレクトリック社のサービスセンターを訪問した。

 

そこで200人近くの従業員と接して彼女らの働きぶりを賞賛。他の国に比べ女性の権利があまり認められていない点を踏まえ「サウジのサービスセンターで勤勉に働く素晴らしい女性たちと話すのを楽しんだ。女性の地位向上に向け、大きな進展が見られる」とツイッターでコメントしたそうだ。

 

その際もメラニア婦人は、保守的なサウジアラビアの価値観を意識した膝下までのスカートを身に付けるなど、とても慎み深い服装をしていたという。

 

これに対し地元紙「Arab news」は、自分たちの文化への敬意が感じられるとして、メラニア夫人のファッションを「上品で正統派」と絶賛し、一面で取り上げたとされている。

 

メラニア夫人の報道官によると、彼女は初の外遊に備えて外交の作法などを熱心に学んでいたという。(了)

 

 

出展元:INDEPENDENT:Melania Trump hails “empowerment of women” at Saudi company visit(5/21)

出展元:MailOnline:Melania Trump’s outfit choices gain praise from staunchly conservative Saudi media despite choosing to shun the headscarf(5/22)