サウジアラビアが美しい珊瑚礁に囲まれた、大規模リゾート開発を計画中


サウジアラビア政府は先日、紅海沿岸に大規模なリゾート施設を建設するプロジェクトを発表した。

 

サンゴ礁に囲まれ高級ホテルも

 

そのプロジェクトは「ビジョン2030」という計画の一環とされている。これは西部の紅海沿岸部、約200kmにわたって50にも及ぶ島などに高級リゾート・エリアを作り、世界から観光客を呼び込もうというもの。

 

そこは美しいサンゴ礁に囲まれ、豪華なホテルが立ち並ぶ予定で、観光客はダイビングやパラシュート、トレッキング、ロッククライミングも楽しめるという。

 

またその付近には休眠中の火山や、稀少なアラビア・ヒョウやハヤブサが生息する自然保護区、さらに世界遺産にも登録されている古代遺跡「Mada’in Saleh(マダイン・サーレハ)」もあるとされている。

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石油に依存した体制からの脱却

 

サウジアラビアは主要な収入源になっていた石油価格の暴落により、近年新たに経済を立て直すための政策を模索してきた。

 

今回の「ビジョン2030」も石油に依存した体制から脱却を図るために、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子らが積極的に打ち出したものとされている。

 

そして政府はこのプロジェクトにより、毎年約4400億円の収益を見込んでおり、3万5000人の雇用創出を狙っているという。

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ビザの資格や厳格な法律も緩和か

 

ただサウジアラビアでは宗教に基づいた厳格な法律が存在し、女性の服装なども厳しい基準があるとされ、これまで旅行者にとっては訪れにくい面があった。

 

実際に同国ではアルコール、映画、演劇は禁止され、女性は外出時に「アバヤ」という足元まで隠す服と、イスラム教徒であればヘッドスカーフを身につけなければならない。

 

また女性には車の運転も許されておらず、留学や旅行で外国に行く場合は男性の後見人の許可がしばしば必要になるという。

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しかし今回のプロジェクトで開発されるエリアではビザ制限が緩和され、この場所に限って国内での厳格な法律が緩和される可能性もあるとか。(不明という見方も)

 

サウジアラビアの公共投資ファンド(PIF)によれば、この計画は紅海エリアを開発するための創業資金を提供するものであり、同時に国際基準と同等の法律によって新たな半自治組織が統治することになるという見方を示している。

 

新しいリゾート施設の建設は、2019年に着工の予定。第1段階では、新しい空港の他、高級ホテルや住宅を2022年完成の予定で建設するという。(了)

 

 

出典元:METRO:We could soon be going on holiday to Saudi Arabia(8/1)

出典元:BBC:サウジ、紅海に高級ビーチリゾート計画(8/1)