ノーベル平和賞のマララさんがツイッターデビュー、半日でフォロワー35万人


教育の重要性を訴え続けノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさん(19)が、高校卒業と同時にツイッターデビューを果たしたとして、話題となっている。

 

半日で35万人がフォロワーに

 

パキスタン出身のマララさんは、イギリスのバーミンガムにある高校に通っていたが、卒業後に自らツイッターのアカウントを開設し、先週の金曜日に初めてツイートした。

 

最初の投稿は「Hi,Twitter」という短いものだったが、その後彼女は7回ツイート。「卒業はちょっとほろ苦い。でも未来にわくわくしています」や「私は少女のために戦い続けています。私たちに加わりませんか?」などと支援を呼びかけた。

アカウントを開設してからマララさんがフォローしたのは、自らの組織「マララ基金」のみ。にもかかわらず約14時間で35万人が彼女のフォロワーになったという。

 

世界のリーダーもデビューを歓迎

 

しかもマララさんのツイッターデビューに対して、世界のリーダーからも歓迎する声が寄せられた。

 

カナダのジャスティン・トルドー首相はツイッターで「自身や他の人々に対する、教育へのあなたの勇気や取り組みは、人々に影響を与えています。高校卒業おめでとう、マララ!」とコメント。

 

国連のAntonio Guterres事務総長も「私はマララさんをツイッターに喜んで迎えます。そこで少女の教育のために、彼女自身の活動が行われ、人々に影響を与えることを歓迎します」とツイートしている。

 

またビル・ゲイツ氏も「あなたは私に感銘を与え続けています。マララ、あなたのおかげで、世界中の若い女性たちが、彼ら自身にとってより明るい未来を夢見ることができるのです」と賞賛する声明を発表した。

 

 

さらにツイッター社までもが、「ようこそ」と歓迎の意を示した。

頭と首に銃弾を受けるも奇跡的に回復

 

マララさんは1997年にパキスタン北部のミンゴラという街に生まれ、地元で女子校を運営していた父親のもとで育ったという。

 

しかし2007年にイスラム原理主義組織「パキスタン・タリバーン運動(TTP)」が地域の実権を掌握すると「女性は学校へ通うべきではない」と主張。教育を受けようとしたり、それを推進しようとしたりする者の命を狙い始めたそうだ。

 

その後、TTPはパキスタン軍によって追放されるも、女性の権利を訴えていたマララさんは彼らの標的に。そして2012年10月、スクールバスに乗っていたところを、男らに銃撃され、頭部と首を負傷してしまう。

 

当時15歳だったマララさんはパキスタン国内の病院で治療を受けるも、その後身の安全を考慮してイギリスのバーミンガムの病院へ移送され、やがて奇跡的に回復する。

 

しかも彼女に対する脅迫が続くなかで、マララさんはその後も臆することなく、教育を受ける権利の重要性を説き、多くの少女たちが教育を受けられるよう支援を訴え続けた。

 

そして彼女の活動は認められ、2014年に17歳でノーベル平和賞を受賞。その後も学校へ通いながら、活動を続けてきたそうだ。

 

イギリスのエリート大学へ通う予定

 

高校で優秀な成績を修めたマララさんは、来月結果が出る一般教育証明書(GCE) 試験の上級課程で優秀な成績を取ることを条件としてイギリスのオックスフォード大学に合格している。

 

今月には20歳を迎えるマララさんは、大学で哲学、政治学、経済学を学ぶコースを選択。

 

これはイギリスの政治家のみならず、イスラム諸国で初の女性首相になり、後に暗殺されたパキスタンの故ベナジル・ブット元首相など、世界の指導者も輩出した名誉あるコースだと言われている。(了)

 

出典元:Hindustantimes:Malala’s ‘Hi’ on Twitter draws over 350K followers in under 14 hours(7/8)

出典元:BBC:Malala Yousafzai finishes school and joins Twitter(7/7)