パリで発生した大規模デモ、一部が暴徒化し警官が炎に包まれ火傷を負う


パリではメーデーの5月1日に、マリーヌ・ルペン候補に抗議する大規模なデモが起き、一部が暴徒化して警察との間で激しい衝突が起きた。

警官が炎に包まれる事態も

 

その暴動が起きたのはパリのバスティーユ広場付近とされ、当時フードを被った約100人のデモ参加者が警察と対峙していたという。

 

警察は暴動を抑えようと催涙弾や警棒で対処。これに対しデモ参加者は火炎瓶などを投げつけたそうだ。

それにより警察官数人が炎に飲み込まれる事態が発生し、1人は顔にひどい火傷を負い、その後病院へ運ばれたとされている。

 

またもう1人も手に大きな火傷を負ったが、2人とも命に関わる状態ではないという。

しかしこの暴動の結果、6人の警官がケガを負い、5人のデモ参加者が逮捕された。

ルペン候補への抗議のため

 

デモの参加者たちは、先日行われたフランス大統領選で、極右政党「国民戦線」の元党首マリーヌ・ルペン候補が決選投票へ進んだことに対し、抗議の声を上げるため集まったそうだ。

 

デモに参加した左翼支持者のNicoleさん(22)は取材に対し、次のように語っている。

 

「ルペン氏は人種差別と憎悪の象徴です。だから私たちは彼女に反対しているのです。正義や寛大さのため、そして政権を乗っ取ろうと望んでいるファシストに向かって私たちの軽蔑の意志を示すため、数千の人々が通りに現れたのです」

また今回の暴動では、中道のマクロン候補にも投票したくないという有権者も参加し、「どちらにも反対」と書かれたプラカードを掲げたそうだ。

 

フランス当局はこの日に合わせて、トラブルを防ぐため警官や武装警察、軍の兵士など約9000人を街に配置していたという。(了)

 

 

出展元:METRO:Police officer set on fire with petrol bomb during riots in Paris(5/1)