中国で行われている「犬肉祭り」、玉林市での犬肉の販売を禁止へ


【訂正とお詫び】

現在、玉林市では「犬肉祭り」を開催しており、例年通り犬肉が販売されています。よってこの記事は間違った情報源から書かれたものとなるため、訂正しお詫び申し上げます。間違った報道であることを示すためにも、しばらく掲載し、その後削除いたします。

 

夏至の恒例行事として中国南部の玉林市で行われてきた「犬肉祭り(茘枝狗肉節・ライチ犬肉祭」。ここでの犬肉の販売が禁止されることとなり注目されている。

違反者は罰金160万円、逮捕の可能性も

 

英紙Independentによれば今回、玉林市当局の命令により、祭りでの犬肉の販売が禁止される見通しになったという。

 

これにより販売業者や市場関係者、さらに犬肉を扱うレストランなども影響を受けると見られているが、この禁止令に違反した者は最大で10万元(約162万円)の罰金が課され、逮捕される可能性もあるそうだ。

 

しかしまだこの法律が適用されるのは犬だけで、猫やその他の動物の肉が販売されることは禁止されていない。

 

動物保護団体「Duo Duo Animal Welfare Project」のAndrea Gung氏は取材に対し「例えこれが一時的な禁止であったとしても、私たちはこれがドミノ効果をもたらし、ゆくゆくは犬肉の取引きを壊滅させることにつながると願っています」と語っている。

Facebook/Humane Society International

ペットも誘拐され殺されている

 

そもそも中国人の大部分は犬を食用とはしていないが、全体で見ると毎年約1000万匹の犬や約400万匹の猫が殺され、その肉が市場に出回っているという。

 

そして玉林市では業者らが肉の売り上げを増やそうと、2010年に「犬肉祭り」を開催。その時期だけで数万匹の犬や猫が屠殺されてきたそうだ。

 

しかも屠殺されるのは捕まった野良犬や野良猫だけでなく、人に飼われていたペットが連れ去られたケースもあり、業者の檻の中には首輪をつけた犬などもいると言われている。

 

そのため海外や中国国内で保護活動をしていた団体も抗議を続けており、当局は屠殺する動物の数を減らすよう求め、市内への業者らの流入を防ぐために厳しい取り締まりを行ってきたという。

 

また昨年行われた世論調査でも、玉林市の住民を含む中国人の51.7%が「犬肉の売買を全面禁止してほしい」と考えており、69.5%は「犬肉を全く食べたことがない」と回答し、特に若い人たちの間で犬食への反対が根強かった。

Facebook/Humane Society International

禁止令の背後には新市長の決断

 

そして今回、祭りでの犬肉の販売禁止令が導入された背景には、新しく玉林市のリーダーになったMo Gong Ming市長の強い意向が反映されたと見られている。

 

Humane Society InternationalのWendy Higgins氏は取材に対し次のように語っている。

 

「私たちは今回の禁止令が、新しい市長個人による決定だと理解しています。彼はこの玉林市を文化の中心地に変えたいのです。そのためにはこの犬肉フェスティバルは、明らかに調和しないのです」

 

また彼女によれば、この禁止令による厳しい罰則は、中国政府が取り締まりに対して真剣であることを示しているという。

 

同団体のPeter Li氏も取材に対し次のように語っている。

 

「残念なことにこの禁止令の前にも、多くの犬や猫が祭りのために殺されるでしょう。彼らの苦しみは終わっていません。しかしこの禁止令は、確かに画期的な勝利です。私たちは今回の行動をとった玉林市当局を褒めたいと思います」(了)

 

 

出展元:INDEPENDENT:China ‘set to ban dog meat’ at notorious Yulin festival(5/17)