北朝鮮の核ミサイルによる攻撃に備え、ハワイで避難訓練などを実施予定


北朝鮮のミサイル攻撃による脅威が増す中、アメリカのハワイ州では住民に緊急時に何をすべきかを示す「対応の指針」を発表し、「避難訓練」なども実施することとなった。

 

学校での避難訓練やサイレンテストを実施

 

ハワイ州の緊急事態管理局によれば、北朝鮮が核ミサイルを撃ってきた場合に備え、何をすべきかを住民に伝える取り組みとして「対応の指針」を策定したという。

 

発表された指針では「屋外にいる場合は直ちに屋内の安全な場所に避難すること」や「熱風や放射能の被ばくから身を守る」、さらに「車に乗っている場合は停車してから降りて地面に伏せる」など住民に呼びかけているそうだ。

 

そして今後は11月をめどに学校などで、冷戦時代に行われた緊急の避難訓練を行ったり、毎月最初の平日に新しい緊急サイレンのテストなどを行ったりする予定だとしている。

 

また速やかに住民に警報を呼びかける警報システムを整備し、緊急時の対処方法を説明する冊子を作成し、住民に配ることも計画しているとか。

 

緊急事態管理局のVern Miyagi局長は声明において、次のように述べている。

 

「私たちは州が現在何をしているのかを公に話す必要があります。無論、一般の人々に必要以上のストレスを引き起こさせたくはありません。しかしながら、全ての危険に対し計画を策定しておく必要があるのです」

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観光業界は誤解を与えると懸念を表明

 

しかし、ハワイ州の主要産業である観光業界は、この対応に懸念を表明。州観光局の女性広報官、Charlene Chan氏は次のように語っている。

 

「ハワイにおいて皆の安全を守るのは、常に私たちの最優先事項です。しかしながら、もし攻撃に対する準備の必要性についてのレポートが誤解を与えたなら、旅行者や団体客らがハワイから遠ざかる可能性がある。そのことを旅行業界のパートナーから、私たちは聞いて知っています。そしてこのような景気後退の影響は最終的には、観光業に頼っている住民に及ぶでしょう」

 

これに対しMiyagi局長は、核が落とされる破滅の日への準備は、津波やハリケーンに備えるための必要な作業になぞらえるべきだという。

 

局長は次のように述べている。

 

「私たちは北朝鮮政府の正確な能力や、意図は知りません。しかしいつか届くかもしれない弾道ミサイルの開発をしようとしている明らかな証拠があります。それゆえに私たちはそのような事態が起きた時に、ハワイの住民が何をすべきかをしっかり知ってもらうための情報キャンペーンを始めるのを待つことはできないのです」(了)

 

出典元:NYPost:Hawaii is preparing for a North Korea nuclear attack(7/21)