米ユナイテッド航空を揶揄したCM、人気トーク番組で流され話題に


アメリカの「ユナイテッド航空」の機内で、乗客の男性が引きずり降ろされたことを批判し、テレビ番組がこの航空会社を揶揄するCMを作り放送した。

拒否した医師が引きずり降ろされる

 

4月11日、ユナイテッド航空は定員以上の予約を受け付けるオーバーブッキングのために、シカゴ・オヘア国際空港からルイスビルへフライトする予定の3411便の機内から、4人の乗客に降りてもらうことを要請した。

 

しかし指名されたDavid Dao医師は、降りるのを拒否。その結果、航空治安当局の係官によって無理矢理引きずられ、降ろされることに。

 

当時、機内にいた他の乗客はこの強引なやり方を非難。さらに撮影された動画が拡散するやいなや、多くの人々がユナイテッド航空に抗議を行ったという。

「私たちが乗れるといえば、乗れる」

 

そして人気トーク番組「Jimmy Kimmel Live!」の司会者もユナイテッド航空の対応を厳しく批判し、彼らを揶揄するために作られたCMを放送した。

 

CMにはまず機内の様子が映し出される。ナレーターの女性は穏やかな声で、「私たちはユナイテッド航空。皆様は私たちが言った通りにしてください。そうすれば、全く問題は起こりません。分かったか?」と語りかける。

YouTube/Jimmy Kimmel Live

YouTube/Jimmy Kimmel Live

さらに画面には美しい女性が登場し「もし私たちが、あなたに乗れると言えば、乗れます。でもそうでない場合は、×××(禁止用語)」とコメント。

YouTube/Jimmy Kimmel Live

「もし私たちに抵抗すれば…」

 

やがてCMは一旦、Dao医師が連れて行かれる場面に切り替わる。そして再び、キャビン・アテンダントが登場。

 

「問題があれば言ってください。私たちが代わりの×××を飛行機から引きずり下ろしますから」

 

さらに彼女は両手にメリケンサック(ナックルダスター)をつけて、「もしあなたが抵抗すれば、私たちはひどく痛めつけるでしょう。そしてあなたは(膨れ上がった)自分の顔を救命胴衣として使っていくでしょう」と微笑んだ。

 

YouTube/Jimmy Kimmel Live

謝罪するもメールで社員を褒める

 

乗客を降ろした件に関し多くの批判が寄せられたことについて、ユナイテッド航空のCEO、Oscar Munoz氏は正式に謝罪。

 

しかし同時に彼は社員宛てのEメールでスタッフらを擁護し、降ろした医師について非常に騒々しく、けんか腰だったとして今回のクルーの行動を褒めたたえたという。

 

しかもその後、乗客に降りてもらう必要があったのは、航空会社のスタッフを乗せるためだったと明らかになった。

 

この航空会社の中には、一生懸命働いている社員も多いに違いない。彼らのことを考えるとCMは少し残酷な気もするが、それだけ多くの人の失望や怒りを反映していると言えるのかもしれない。(了)

 

CMは動画の終わり頃、4分13秒付近から。

 

出展元:DailyMail:‘We will beat you so badly you will be using your own face as a flotation device’: Jimmy Kimmel mocks United Airlines’ overbooking controversy with fake ad starring a flight attendant wearing brass knuckles(4/11)