英だけがダメージを受ける?覆面アーティストのバンクシーが新作を公開


覆面アーティストとして知られる「Banksy(バンクシー)」が、イギリスの港で新たな作品を発表したとして話題になっている。

EUの星を削る作業員の姿を描く

 

その壁画が現れたのはドーバーの港、フェリーターミナルの近くにあるA20通り沿いの建物だという。

 

その絵にはEUの旗にある12個の星の1つを、作業員の男性が削り落とそうとしている場面が描かれている。

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英紙Independentが問い合わせた結果、関係者からその壁画が「Banksy」の作品であると認める内容を受け取ったそうだ。

 

そしてこのドーバーの港は、彼が以前から多くの作品を発表してきたフランスのカレーという街と、フェリーでつながっている場所とされている。

英のEU離脱への懸念の表明か?

 

フランスでは親EUのマクロン候補と脱EUを目指すルペン候補との大統領選挙が行われ、マクロン候補が勝利してEUから離脱する道は遠のいた。

 

しかし現在、イギリスでは6月8日に下院の総選挙が行われる予定で、メイ首相はEUからの離脱交渉が本格化する前に選挙を行い、国民の信任を得てから強い指導体制を確立し、自らの方法でEU離脱を成功させたいと考えているようだ。

 

ただしこの選挙で野党が一定の勝利を収めれば、メイ首相の指導力は低下し、EU離脱交渉の先行きが不透明になる可能性すらある。

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そんな中でこの作品が登場したのだが、よく見るとイギリスの星の部分だけにひびが入り、何とも痛々しい印象さえ受けてしまう。

 

無論、絵の真意は正式には明らかにされていないが、イギリスがEUから離脱することを懸念する意図があるのではないかと考えられているそうだ。(了)

 

 

出展元:INDEPENDENT:Banksy on Brexit: Artist claims responsibility for EU flag mural in Dover(5/8)