英襲撃事件の犠牲者を悼むため、女性らが事件現場で「人間の鎖」を作る


先日イギリスで起きた襲撃事件の被害者を悼むため、さまざまな女性らが現場に集まり、人間の鎖を作り団結を呼びかけた。

さまざまな女性が集まり手をつなぐ

 

3月22日に起きた事件では、Khalid Masood容疑者の運転するSUVがウェストミンスター橋を渡っていた歩行者を次々とはね、多くの死傷者を出した。

 

その後、Masood容疑者は議事堂内に侵入、当時警備していたKeith Palmer巡査をナイフで刺し殺害する。

 

この結果、5人の死亡が確認され、いまだにケガを負って入院している人も多いという。

 

そんな卑劣な事件から4日、3月26日には4人の死者を出したウェストミンスター橋で、さまざまな宗教や人種の女性らが集まり、皆が手をつないで「人間の鎖」を作った。

 

参加した人の中で最も多かったのは、イスラム教徒の女性で、彼女らは平和と希望の象徴とされる青い衣類を身につけていたそうだ。

 

「胸が押しつぶされる思い」

 

サリー州に住むイスラム教徒のAyesha Malikさん(34)は「私は多元性や多様性の原則、そして私たち全てが命を大切にするという原則とともに、団結の意志を示すことはとても大切だと考えています」と語っている。

 

また同じサリー州に住むSarah Waseemさん(57)も「ロンドンで事件が起きれば、それは私への攻撃でもあります。私たち皆への攻撃です。イスラム教徒は完全にあらゆる暴力を非難します。それは私たちにとって忌まわしいものです」とコメント。

 

さらに医師のFariha Khanさん(40)も「水曜日(事件当日)にここで起きたことは、本当に強烈なことです。ここで車になぎ倒された普通の人々のことを思い、同じ場所に立っていると、本当に胸が押しつぶされる思いです」と述べている。

 

テロリズムに対する批判を込めて

 

今回の「人間の鎖」を企画したのは「Women’s March On London」というグループ。彼らは共にテロリズムに立ち向かう姿勢を示すため、さまざまな文化的背景を持つ女性らに声をかけた。

 

参加したAhmadiyya Muslimsさんも「皆、今回の暴力的な襲撃事件に対して非難の声を上げたいと願っており、テロリズムに対して挑戦し立ち上がりたいと考えています」とコメント。

 

 

さらに元医療従事者のMary Bennettさんも次のように語っている。

 

「私はロンドンで自分たちが行きたい場所へ行き、したいことを続けることを、穏やかな方法で示すためにここにきました。ここは私の街です。この行為はとても小さなジェスチャーです。しかし人生は小さなジェスチャーから成り立っているものです」(了)

 

 

出展元:METRO:Muslim women gather on Westminster Bridge to condemn ‘abhorrent’ attack(3/26)