近づく者を火矢で攻撃!インド洋の島で暮らす先住民、センチネル族の動画が興味深い


約1年前に公開されたものだが、インド洋の島に住む先住民の珍しい映像をご存じだろうか。

文明を受け入れない先住民の動画

 

その先住民とはセンチネル族。彼らはインド洋にあるアンダマン諸島の1つ、北センチネル島に住むと言われている。

 

現代文明を決して受け入れず、島に近寄ってくる者に対し、常に敵対的な態度をとり続けてきたという。

 

そのため彼らを撮影した映像は非常に珍しいのだが、昨年LoveBite Productionsによって編集された動画がYouTubeで公開され、すでに200万回も再生されている。

 

YouTube/LoveBite Productions

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外部の人間を弓や槍で迎え撃つ

 

その動画によれば、センチネル族はアフリカで誕生した人類の子孫と思われ、約6万年前にこの島へ移り住んだと考えられるという。

 

北センチネル島はニューヨークのマンハッタン島ほどの広さだが、何人が住んでいるのか定かでなく、過去の調査結果も40人から500人と大きな幅があるそうだ。

 

また彼らは外部の人間には非常に敵対的で、贈り物を持って行っても役に立たず、故意か偶然かを問わず島に近づいた者に対して、常に槍や弓などで迎え撃つと言われている。

 

実際に2004年にこの海域で津波が起きた時、インドの沿岸警備隊がヘリコプターから食料の入った包みを投下したが、センチネル族は火矢を放ってきたという。

YouTube/LoveBite Productions

近寄るものに軽蔑の意志を示す

 

ただし彼らと接触を図ろうとする試みは古く、1967年にはインド政府の支援を受けた人類学者のT. N. Pandit氏が率いるグループが島の近くまで訪れている。

 

彼らは友情の印として島に贈りものを残していったが、センチネル族は背を向け、まるで排便するかのようにお尻を向けて座り、軽蔑の意志を示したという。

 

また1970年にはボートで島に近づいた時、センチネル族は全員で何か言葉を叫び始め、Pandit氏らが友人になりたいという気持ちを身振りで示した途端、部族の女性らは戦士の男性とペアになり、砂浜に座って抱擁を交わすという不可解な行動をとったそうだ。

友好的な接触の機会もあった

 

しかし動画によれば訪れた人が攻撃されず、友好的に受け入れられた場合もあったという。

 

それは1991年1月4日のことで、28人の男と女性や子供がPandit氏のグループに敵意を向けず自主的に近づいて来るなど、今までとは信じられない行動をとったそうだ。

 

また動画には白黒の映像も残っており、そこでは訪問者と体を触れ合う場面もあり、昔は友好的に接触していたことが示されている。

YouTube/LoveBite Productions

YouTube/LoveBite Productions

YouTube/LoveBite Productions

ただし2006年には違法操業をしていた2人の漁師が島に近づき、センチネル族に捕まって殺される事件が発生。それ以来接触が途絶えている。

孤立していたため病気への免疫がない

 

一方、先住民の権利を訴えるグループによれば、センチネル族の社会は長い間孤立していたため非常に脆弱で、彼らにはインフルエンザや麻疹など普通の病気に対する免疫もないという。

 

そのため部族が伝染病などで、この世界から消滅してしまう可能性も非常に高いそうだ。

 

YouTube/LoveBite Productions

そのようなことがないよう、彼らが平和に暮らしていくことを祈りたい。(了)

 

 ※異なった年代については出展元の記述に従った。

 

 

出展元:DailyMail:The world’s last isolated humans: Rare footage captures members of the hostile island tribe who shun aid and KILL visitors upon sight(4/3)