過去に行われた数々の核実験、爆発の瞬間をとらえた機密映像が公開される


1940年代からアメリカで行われてきた核実験。その機密映像が公開され、注目を集めている。

フィルムの多くは腐敗が進む

 

英紙DailyMailによれば、1945年から1962年にかけてアメリカはニューメキシコ州やネバダ州、そして太平洋や大西洋上で合計210回もの核実験を行なってきたという。

 

そしてカメラが爆発の瞬間を撮り続けてきた結果、約1万本の記録フィルムが残されたそうだ。

 

しかし現在、その多くは厳重に管理された保管室の中で腐敗や分解が進み、修復不可能な状態に追い込まれているとか。

750本分を機密指定から外し公開

 

そのためLawrence Livermore National Laboratoryの研究者らは5年前から古い核実験のフィルムを捜索。発見したものを機密指定から外し、より正確な分析を行い、映像のデジタル化を進めてきたという。

 

そして現在までに6500本のフィルムを探し出し、そのうちの4200本分をスキャンし、データに変換。

 

さらに400本から500本分のフィルムを再分析、750本を機密指定から外し、YouTubeの独自のチャンネルにおいて映像を公開した。

オリジナルのデータの多くに誤り

 

今回の再分析では、これまでの数値とは大きな不一致があることが分かり、オリジナルの多くのデータが誤りだったことが示されたそうだ。

 

また残りのフィルム全てをスキャンし、デジタル化を終わらせるのに2年は必要で、全ての機密指定を外すにはさらに多くの時間がかかるとしている。

そして研究者らは、このような兵器が引き起こす破壊力を見ることで、多くの人が核兵器の使用を思いとどまり、二度と使われないことを願ってるという。(了)

 

 

 

出展元:DailyMail:The race to save footage of America’s nuclear tests: Declassified clips of blasts put online as film found to be decomposing(3/16)