1月6日にクリスマスをお祝い?イギリス北部にある「フーラ島」が話題に


イギリスの北部にある島では、1月6日にクリスマスをお祝いするのをご存知だろうか。

 

採用している暦が異なる

その島の名前はフーラ島。グレートブリテン島(イギリス国土の中心)の最北端にあるシェトランド諸島の1つとされている。

 

この島に住む約30人の住人は1月6日にクリスマスを、1月13日に新年をそれぞれお祝いするという。

 

これは彼らが、現在世界の多くで採用されているグレゴリオ暦ではなく、旧暦とされるユリウス暦を採用しているためだとみられている。

Googleマップ

Googleマップ

Googleマップ

世界に広まったグレゴリオ暦

 ユリウス暦とは古代ローマの政治家、ユリウス・カエサル(シーザー)が紀元前45年に採用した暦だが、時間のズレを解消するために1582年にローマ教皇のグレゴリウス13世が現在のグレゴリオ暦を制定し、徐々に世界へ広がっていく。

 

イギリスでは1752年にグレゴリオ暦を採用。しかしフーラ島の住民らは1900年の閏年から再びユリウス暦に戻し、1月6日にクリスマスを祝うようになったという。

Foula Primary School & Nusery

shetland heritage culture

古代の伝統文化を受け継いできた

 フーラ島はスコットランドのJohn O’Groatsという島よりもさらに約320kmも北にあり、古代スカンジナビア(特にノルウェー)の伝統文化を受け継いできたと言われている。

 

実際、住民の先祖は1900年まで中世ノルウェー語の「ノルン語」を使っており、今も音楽やお祭りの食事や民間伝承にも、伝統の影響が色濃く残っているそうだ。

 

そしてクリスマスの日には島の住人が1つの家に集まり、プレゼントを交換したり、一緒に歌って過ごしたりするという。

Foula Primary School & Nusery

 他の地域でも旧暦を使っている

島の住民であるStuart Taylorさんは英紙Mirrorの取材に対し「私たちが個性的だというわけではありません。世界の他の場所、例えばロシアの地域などでも古い暦でお祝いしています」と語っている。

 

確かにロシアでは12月25日と1月7日の両方で、ギリシャ正教の信者やエジプトのコプト教会なども1月7日にクリスマスを祝いするとされている。

 

しかしイギリスでもこのような地域があるとは、意外な事実と言えるかもしれない。

 

出展元:INDEPENDENT:Foula: Britain’s remotest inhabited island celebrates Christmas nearly two weeks after rest of the UK(1/7)

出展元:Mirror:Mysterious British island in middle of ocean only just celebrates Christmas TWO WEEKS after rest of world(1/6)