12歳で女の子から男の子へ変化…カリブ海の村でみられる現象が不思議


カリブ海に面した村で女の子と思われていた子供が、成長の段階で男の子に変わるという現象が確認されている。

 

12歳で男性性器が成長する

 

その場所とはドミニカ共和国にある「サリナス」という村。そこに住む子供たちのうち、約90人に1人は非常に珍しい遺伝的異常によって、およそ12歳までにペニスが成長し、性別が移行するという。

 

これは「偽雌雄同体」と呼ばれているものだが、村ではごくあまり前のこととされ、異常とは考えられておらず、性の変わる子供は単に「guevedoces(12歳のペニス)」と呼ばれているそうだ。

 

実はこの取材を行ったのはBBCのドキュメンタリーのスタッフで、番組では実際にペニスが成長したJohnnyさんという男性が登場している。

Facebook/Larry Fizer

女の子として育ったが、心は男性だった

 

彼は子供の時ペニスがなく、「Felicitia」という名前も付けられ女の子として育ったが、7歳の時に変化が起き、24歳になる現在は肉体的にも生物学的にも完全な男性になっているという。

 

彼は番組のインタビューの中で次のように語っているそうだ。

 

「よく小さな赤いドレスを着ていたのを覚えています。私は病院ではなく、実家で生まれました。そのため周りの人々は私の性別が分からなかったのです。だから学校へ行く時には、よくスカートをはいていました。でも私は女の子としてドレスを着るのは、決して好きではありませんでした。それに皆、私に女の子用のおもちゃを買ってくれるのですが、決してそれで遊ぶ気にはなりませんでした。私がしたかったことは、男の子達と遊ぶことだったのです」

flickr_Antonio Castagna

男性ホルモンを作る酵素の欠如が原因か

 

この遺伝的異常を引き起こすのは、「5-α-レダクターゼ」という酵素が欠如しているからで、これによりジヒドロ・テストステロンという男性ホルモンの生産が抑制されるという。

 

普通、子宮の中の赤ん坊には男女共に、生殖腺と両足の間に円形小突起と呼ばれるコブのようなものがあるそうだ。

 

そして子宮内で8週間ほどすると、男の赤ちゃんは大量にジヒドロ・テストステロンを作り始め、円形小突起がペニスに変化。また女の子の場合は、そこがクリトリスに変わるとか。

 

しかし男の赤ちゃんの中には、男性ホルモン高める酵素「5-α-レダクターゼ」が不足している場合があり、これにより彼らは睾丸のない、ヴァギナに非常に良く似た性器を持って生まれ、女の子のようにみられるという。

 

そんな子供が思春期に差し掛かると、男性ホルモンを作るテストステロンが急激に高まり、その結果彼らの生殖器官の成長が促されるそうだ。

 

通常これらの成長は子宮内で起きるが、サリナス村に住む子供の場合はそれが12年後に起き、性が変わるという現象が引き起こされるとしている。(了)

 

 

出典元:MailOnline:Mystery of the isolated Caribbean village where a genetic disorder causes little girls to turn into BOYS and grow penises when they hit puberty(8/7)