「世界で最も寂しい犬」と呼ばれたワンコ、2度も里親に捨てられ殺処分の日が迫る


以前、「世界で最も寂しい犬」と呼ばれたワンコが、再び里親に捨てられ、殺処分される恐れがあるとして注目されている。

最初に捨てられた時の写真が話題に

 

そのワンコとはラブラドールとの混血種で、メスの「ラナ」。

 

彼女は2014年にメキシコの通りで野良犬として生まれたが、その後保護団体に救助され、カナダへ渡り最初の里親に預けられたという。

 

最初の里親には子供がいたため仲良くできると思われたが、2015年にはカナダの非営利団体「Rescue Dogs Match」へと送り返されてしまう。

 

その時、シェルター内で寂しげな様子が撮影され、ネットでも話題となり、メディアでも「世界で最も寂しい犬」として紹介された。

4000人から選ばれた里親にも捨てられる

 

その後、「ラナ」の写真がきっかけとなり、引き取りたいという申し出が殺到。4000人の中から理想と思われる家族に預けられることに。

 

その家族は子供もおらず、犬を育てた経験も豊富なため、ついに「ラナ」もやっと永住できる家を手に入れたと思われたが、その里親も数カ月後には彼女を送り返してきたそうだ。

 

そして今では5月20日までに引き取り手がない場合、殺処分される予定とされている。

Facebook/Rescue Dogs Match

食べ物に強い執着心がある

 

Rescue Dogs Matchのスタッフによれば、「ラナ」は10匹の兄弟姉妹とともに食料を競い合うようにして育ってきたため、食べ物に対する執着心が強く、時には攻撃的になるなど予測がつかない行動に出ることがあるという。

 

実際に最初の里親の時にも、「ラナ」は食べている途中に家族の母親に噛み付いたことがあるそうだ。

 

そのため里親は、うっかり子供にでも危害が加えられたらと恐ろしくなり、「ラナ」を施設へ送り返したとされている。

 

このような性格はトレーニングでも治らず、また人から抱きしめられることにも関心がないなど、普通の犬とは違うところがあるという。

現状を説明し再び募集

 

Rescue Dogs MatchのBrenda Dobranskiさんは取材に対し、次のように語っている。

 

「ラナの養子縁組がうまくいかないのは、人々が犬と一緒に遊べ、ペットとして飼いたいと思っているからです。ラナはおばかさんで、面白い犬です。でもベッドで一緒に眠ったり、人にお腹を触らせたりするような犬ではないのです」

Facebook/Rescue Dogs Match

その上でDobranskiさんは、「ラナ」の理想の飼い主は「時間に余裕があり、忍耐力や意志が強く、彼女に自信を持たせる手伝いができる責任感のある人物」だとしている。

 

Rescue Dogs Matchではこのような「ラナ」の現状を説明した上で、再びフェイスブックで里親を募集したところ、やはり多くの申し込みが殺到。そのため現時点では、殺処分される見込みはなくなったという。(了)

 

出展元:INDEPENDENT:‘World’s saddest dog’ could be put down after being rejected by second family(5/11)