海のユニコーンと呼ばれるイッカク、角の使い方を初めて示したドローンの映像を公開


海のユニコーンとも呼ばれてきたイッカク。その長い角を使う珍しい場面がドローンによって撮影された。

水中で素早く獲物を叩く

 

この映像を撮影したのはのWWF Canada(世界自然保護基金カナダ)。彼らは北極海でイッカクの様子を、ドローンにより空中から撮影した。

 

するとそこには今まであまり分かっていなかった、角の使い方が見られたそうだ。

 

映像ではイッカクが水中で角を素早く、小刻みに揺らす様子が見て取れる。

WWF Canadaによれば、これはイッカクが獲物の魚を叩いて、気絶させている場面だという。

角の機能は分かっていなかった

 

そもそもイッカクの角は左の犬歯で、それが上唇から突き出たものだとされている。主に角を持っているのはオスだが、どのように使われているのか明らかにされていなかったそうだ。

 

これまで科学者の間では、この角はメスがオスを選ぶことに関連しているとか、アイスピックのように獲物を突き刺すために用いられるのではないか、と考えられてきたとか。

 

しかし今回の動画では、獲物を叩いて気絶させるという予想外の動きを見せた。

研究者らによればこの動画は、角の機能について新たな洞察を与え、同時にこの種について謎を提示し、さらなる研究の道を切り開くものだという。

 

ちなみにイッカクの角はたいてい1本だが、500頭に1匹の割合で2本の角をもつオスもおり、また稀に短い角を持つメスもいるとされている。(了)

 

 

出展元:METRO:Never-before-seen footage finally shows what narwhal’s tusks are for(5/15)