豪の海辺が突然神秘の色に…一面に広がる夜光虫の青い光が美しい


オーストラリアの海が、ある日一面青い光に包まれたとして、話題になっている。

「最も信じられない景色の1つ」

 

その姿が目撃されたのは3月11日で、タスマニアにある自然保護湾内と言われている。

 

これを撮影したのは地元に住む写真家のBrett Chatwinさん。彼は自宅近くで海が青く輝く光景をカメラに収め、その写真を自身のフェイスブックに投稿した。

 

Chatwinさんは取材に対し「湾内全体がきらびやかな青に染まっていました。それは自分で見たものの中で、最も信じられない景色の1つです。私は本当にびっくり仰天しました」と語っている。

 

Facebook/Chatwin Photography

Facebook/Chatwin Photography

防御のために青く光る

 

BBCによればこの青い光の正体は「夜光虫」という植物性プランクトンで、藻類の一種だという。

 

敵に襲われそうになった時に防御システムとして体内発光し、青い光を放つそうだ。

 

タスマニア大学の水生植物学者であるGustaaf Hallegraeff教授は、BBCの取材に対し次のように語っている。

 

「それはちょうど警報アラームのように振舞うのです。何かが自分を食べようとするとします。自分はそれに光をあてる。すると相手は恐れて逃げていくのです」

 

Facebook/Chatwin Photography

Facebook/Chatwin Photography

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夜光虫は赤潮の原因でもある

 

しかし「夜光虫」は夜に見ると美しいが、実は赤潮を形成するとされ、昼間に発生した時には、鉄錆色からトマトジュースのような濃い色まで浮かべることもあるという。

 

また穏やかな海水面を漂うとされているが、大量に発生した場合は他の生物にも影響を与えることがあると言われている。

 

実際に2012年にはシドニーで有名な「Bondiビーチ」も、この影響で赤色に染まっており、人間には特に害はないものの、その時はビーチが閉鎖されたそうだ。(了)

 

 

出展元:BBC:‘Sea sparkle’ algae lights up Tasmanian beach(3/15)