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英紙が過去の中傷報道でメラニア夫人へ謝罪、賠償に応じる

英紙が過去の中傷報道でメラニア夫人へ謝罪、賠償に応じる
The White House

トランプ大統領の妻、メラニア夫人側が英紙DailyMailの出版元に対して損害賠償を求めた訴訟で、同紙はウェブサイトに謝罪を掲載し、賠償金の支払いに応じることになった。

出版元はサイトに謝罪文も掲載

 

12日、英紙DailyMailの出版元のAssociated Newspapersは、過去に報じた記事の中に誤りがあるとして、メラニア夫人に謝罪し賠償金を支払うと発表した。

 

そしてメラニア夫人もこの判断を受け入れ、Associated Newspapers側も同日、運営するMailOnlineにおいて彼女に対する謝罪文を掲載した。

MailOnline

賠償額については裁判所でのヒアリングでも公にはされていないが、合計金額は300万ドル(約3億2800万)以下と推定されているようだ。

性的サービスの仕事をしていた疑惑

 

メラニア夫人が起こした訴訟のきっかけになったのは、昨年8月にDailyMailが掲載した記事とされている。

 

その記事ではメラニア夫人が過去に所属していたモデル事務所が、女性を紹介する「性ビジネス」を行っていたとの内容を掲載し、彼女が当時エスコート嬢として単なるモデル以上の仕事をしていた疑いがあると報じたという。

 

The White House

これに対しメラニア夫人は、そんな事実はないと反論する。その後記事は撤回されたものの、彼女はこの報道により自分のブランド価値が大きく傷つき、化粧品ビジネスなどを展開する「一生に一度の機会」を失ったと主張。

 

出版元であるAssociated Newspapersに対し損害賠償を求め、ニューヨークの裁判所へ訴えたとされている。

 

この訴訟の判決では「新聞に掲載された記事には、プロのモデルとしての彼女の仕事について誤った、もしくは中傷的な内容が含まれていた」と述べられたという。

被告側も真実ではないと認める

 

メラニア夫人の弁護士、John Kelly氏も取材に対し「記事には彼女の疑惑を裏付ける証拠は一切ありませんでした。またトランプ夫人に対する疑惑は真実ではありません。これは原告個人の清廉さと尊厳を傷つける攻撃です」と主張。

 

さらに出版社側のCatrin Evans顧問弁護士も声明で「被告も原告に対する主張が真実ではないと認めています。そして今日、公に事実関係をはっきりさせるためにここへ来ています。記事によって原告に苦痛を与え、困惑させたことを謝罪します」と語った。(了)

 

 

出展元:The Telegraph:Melania Trump accepts damages and apology over Daily Mail report about her past as a model(4/12)

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