北朝鮮がビットコインに狙いを定める?すでに3回も韓国でサイバー攻撃を実施


北朝鮮と関連のあるハッカーらがビットコインを盗もうとしているとして、専門家らが警戒を呼びかけている。

 

韓国の取引所に3回もサイバー攻撃

 

大手サイバーセキュリティ会社「FireEye」の報告によれば、アメリカによる国際的な制裁が強まる中で、北朝鮮は暗号通貨として知られるビットコインや、その他の仮想通貨を標的にしているという。

 

実際、今年の5月から7月の間にも、韓国にある暗号通貨取引所に対し少なくとも3回のサイバー攻撃が行われ、それらの全てが北朝鮮とつながりのあるハッカーらによるものだったそうだ。

 

そしてこれらの攻撃は、アメリカが「北朝鮮に対して制裁を今後強化していく」と発表した直後に行われたとしている。

 

また3回の攻撃のうち1回は実害が出ており、ソウルにある仮想通貨取引所「ヤピゾン」が盗難により3800BTC(約16億円)を失ったという。

flickr_Zach Copley

過去の大規模なハッキングと関連か

 

「FireEye」では、このビットコインへの攻撃の背後にいるグループを「TEMP.Hermit」だと特定。

 

また他のサイバーセキュリティ会社もこのグループと、2014年に起きたソニーピクチャーズに対するハッキングなど、過去に大規模なサイバー攻撃を行ったハッカーとを結びつけて考えているそうだ。

 

「FireEye」のBryce Boland氏はCNNの取材に対して、次のように語っている。

 

「北朝鮮への制裁は、彼らをサイバー犯罪への活動に駆り立てている可能性があります。暗号通貨の取引所への攻撃は、最終的には交換可能な通貨を得るため、または運ぶための大きな乗り物になりえます」

 

また北朝鮮が仮想通貨に着目した背景には、最近の価値の急激な上昇があると指摘。Boland氏は「これらの攻撃から得られる潜在的な利益は、それに応じて上昇したのです」と語っている。(了)

 

 

出典元:FireEye :Why Is North Korea So Interested in Bitcoin?(9/11)

出展元:CNN:North Korea is trying to amass a bitcoin war chest(9/12)