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飼い主の家を抜け出した猛毒を持つコブラ、現在もフロリダを逃走中

飼い主の家を抜け出した猛毒を持つコブラ、現在もフロリダを逃走中
Twitter/MyFWC

強烈な毒を持つコブラが、アメリカで飼い主の家から逃げ出したとして、当局が注意を呼びかけている。

警察や消防員も加わり捜索

 

FOX59によればそのコブラはフロリダ州、Ocalaという街に住むオーナーに飼われていたが、13日の夜に姿が見えなくなったという。

 

それに気づいたオーナーは、フロリダ魚類野生動物委員会(FWC)に連絡。約61cmのコブラ(suphan cobra)がケージから逃げ出したと伝えたそうだ。

 

その結果、FWCの調査員を初めOcala警察、Marion郡の消防署員も加わって大規模な捜索を実施。

 

しかし現在もコブラの居場所は見つかっておらず、当局は付近の住人に注意を呼びかけている。

 

 

飼い主が規則を破っていないか調査中

 

FWCのRobert Klepper氏によれば、オーナーは2016年5月にコブラを飼育するライセンスを取得しており、他にもガボン・バイパーやアフリカン・ブッシュバイパーといったヘビを飼っているという。

 

また猛毒のヘビを飼う場合には必ず、逃げるのを防ぐため室内で飼うことが義務付けられていたが、今回のオーナーはその規則を破っていなかったか、現在調査を進めているそうだ。

 

Klepper氏は声明において「公共の安全が第一の関心事です。私たちはこれが猛毒を持つヘビで、危険な動物であること、そして決して近寄るべきではないことを強調したいと思います」と語っている。

コブラの毒は最も危険なランク

 

野生動物の専門家であるJeff Corwin氏によれば、コブラの毒は他の全ての動物の中でも最も危険なランクに属しているという。

 

そのためもし逃走中のコブラに噛まれた場合は、できる限り早く病院へ行かねばならず、そこで解毒剤を投与されるなど適切な治療を受けるべきだとしている。

 

ただし今回逃げているコブラは恐らく人々から離れた場所に穴を見つけ、そこにとどまっていると考えられるため、人間が噛まれる可能性は非常に低いそうだ。

 

アメリカでは年に5人ほどがヘビに噛まれて死亡しており、地元の人々にすればやはり恐ろしい。危険なコブラが子供などを襲わないよう、早急に見つけて欲しいと願っているに違いない。

 

 

出展元:FOX59:Deadly cobra on the loose in central Florida(3/15)

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