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「アメリカが宣戦布告をした」北朝鮮の外相が米爆撃機の撃墜も警告

「アメリカが宣戦布告をした」北朝鮮の外相が米爆撃機の撃墜も警告
YouTube/stimmekoreas

北朝鮮の外務大臣が、先日投稿されたトランプ大統領のツイートを宣戦布告とみなすと発言し、物議を醸している。

 

「領空外でも爆撃機を撃墜する」

 

北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外務大臣は9月25日、トランプ大統領が行ったツイートを「我が国に対する宣戦布告」だと非難。

 

また声明で、自分たちはアメリカ軍の爆撃機を撃墜する権利があると主張したという。

 

さらに外務大臣は、例えアメリカ軍の爆撃機が北朝鮮の領空域に入ってなかったとしても、撃ち落とす可能性があると発表したそうだ。

 

「最初にアメリカが宣戦布告した」

 

この声明は、先日トランプ大統領がツイッターで「もし小さなロケットマンに同調するなら、彼らも長いことはないだろう」と述べたことに対するものと考えられている。

李外相は国連本部のあるニューヨークを離れる時も、記者団に対し次のように語ったそうだ。

 

「世界全体がはっきりと覚えておくべきだ、我が国に対して最初に宣戦布告をしたのがアメリカだということを」

 

「アメリカが宣戦布告をした以上、我が国は戦略爆撃機を撃ち落とすための対抗措置をとる、いかなる権利を持つことになるだろう。たとえ爆撃機が、我が国の領空内にいなかったとしても」

 

米国防総省は挑発を止めるよう警告

 

ホワイトハウスの報道官はアメリカが宣戦布告などしていないとし、外相の声明を「馬鹿げたもの」だと一蹴。さらに国防総省は北朝鮮に対し、挑発を行わないよう警告したという。

 

また国連の広報官も、怒りに満ちた発言は致命的な誤解を導く可能性があるとし、「唯一の答えは政治的解決だ」と述べたとされている。

 

BBCによれば今回の発言は、2日前にアメリカ軍の爆撃機などが北朝鮮東部の沿岸を飛行したことを受けてのものだとし、李外務大臣はこれまでも「宣戦布告」というフレーズを使ってきたという。

 

ちなみに下は9月23日に北朝鮮が公開した、アメリカ軍を撃破する過激な動画となる。(了)

 

出典元:BBC:North Korea accuses US of declaring war(9/25)

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