インドの病院で64人の子供が死亡、吸入用酸素の供給不足か?


インドの病院で先週から今週の日曜日にかけて、6日間で64人もの子供が死亡する事態が発生した。

 

病院側が業者に支払いを滞らせていた

 

多くの子供たちが亡くなったのは、インド北部のUttar Pradesh州、Gorakhpurという街にある公立病院とされている。

 

地元メディアによれば、その病院では一時酸素が供給されない状態となり、先週の木曜日と金曜日にかけて入院していた子供、30人が死亡したという。

 

酸素のシリンダーは業者によって運ばれていたが、病院側は昨年の11月以来、約10万ドル分(約1100万円)の代金の支払いを滞らせていたため、業者がシリンダーの運搬を停止。これにより吸入用の酸素が不足したとも言われている。

 

その後、病院では酸素供給が再開されたようだが、6日間で少なくとも64人が死亡。怒った親たちは説明を求めるために、病院へ駆け込んだそうだ。

flickr_Andreas Mueller

親が簡易ポンプを渡され押し続ける

 

これに対し地元当局は、病院内で酸素不足による混乱があったことは認めつつも、子供達の死亡原因はこの時期に多く発生する脳炎やその他の病気によるものだと声明を発表。酸素の供給不足ではないとした。

 

しかし亡くなった子供たちの親は、酸素不足から患者の子供たちが突然苦しみ出し、病院内もパニックに陥り、カオス状態になったとしている。

 

父親のShailendra Guptaさんは、Indian Expressの取材に対し次のように述べている。

 

「わたしたちが病院へ到着するやいなや、病院の関係者から小さな手押しポンプを渡されました。そしてそれをずっと押し続けるよう言われたのです。私は3時間30分以上もそれをし続けました。しかし次の日、子供が死んだと知らされたのです」

 

一方、医師たちは酸素供給が数時間停止したことは認めつつも、それが起きた時には死亡した子供はいなかったと主張しているという。

 

現在も原因については捜査が進められているようだが、この問題はインドを揺るがす大きな事件となっており、政治問題にも発展しているそうだ。(了)

 

出典元:GULF NEWS:64 children die in India hospital oxygen shortage(8/13)