施設の高齢者が腰まで水に…ハリケーン「ハービー」の猛威を示す1枚の写真が衝撃的


アメリカ本土を直撃したハリケーン「ハービー」。それにより高齢者施設が大きな被害を受けたことを示す写真がネットに投稿され、迅速な救助につながったとして話題になっている。

 

水に浸かり救助を待つ高齢者

 

その写真が撮影されたのは、テキサス州のDickinsonという街にある高齢者用の介護施設「La Vita Bella Nursing home」。

 

撮影したのは、その施設のオーナーの義理の息子であるTimothy McIntoshさん。彼は8月27日に、洪水被害に見舞われた施設内の状況を訴えるために撮影したという。

 

写真には室内で腰のあたりまで水に浸かりながら、救助を待っている多くの高齢者の姿が写っていた。

SNSへの投稿が高齢者を救う

 

McIntoshさんはその後、この写真をツイッターに投稿。「できる限り早く、緊急の救助を必要としています。どうかリツイートを!」と呼びかけた。

 

するとこの惨状に数千人が反応し、拡散。その結果、救助にあたっていた州兵も高齢者施設の状況を知ることに。

 

そしてすぐに救助隊が派遣され、その日の午後には20人から25人の入所者全員が救助され、安全な場所へ避難することができたそうだ。

 

McIntoshさんもその後ツイッターで「救助されました!州兵やガルベストン市のレスキュー隊員たち、私たちを救ってくれてありがとう!」と感謝の言葉を述べた。

 

また彼はABC Newsの取材に対し「恐らく受け取られた写真の呼びかけなしには、こんなに早く救助が行われなかったと信じています」と語っている。

 

土砂崩れや竜巻などで3人が死亡

 

「ハービー」は25日夜、カテゴリー4に勢力を強め、風速約60メートルでテキサス州を直撃。その後、一旦は海上へ抜けるも、数時間後にはカテゴリー3に勢力を弱めて、再上陸したという。

26日未明にはさらに勢力を弱め、その日の正午までには熱帯暴風雨に変わったそうだ。

 

しかしこれまでに土砂崩れや竜巻、集中豪雨が発生し、少なくとも3人が死亡。ヒューストンでは27日、空港や幹線道路が閉鎖された他、住民は屋根の上などへの避難を余儀なくされ、市内の孤立状態はますます悪化しているという。

また雨は依然降り続いており、一部では600ミリ以上の雨量が記録され、今後も数日間降り続く恐れがあると言われている。(了)

 

出典元:ABC News:Hurricane Harvey: Photo of Texas nursing home residents in waist-deep water prompts rescue(8/27)