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剣呑み芸人の剣が肺と肝臓まで刺さり瀕死に

剣呑み芸人の剣が肺と肝臓まで刺さり瀕死に
Facebook/Scott Nelson

アメリカで「伝説的」とまで言われるほど有名な剣呑み芸人が、失敗した。呑んだ剣が食道を突き破り、肝臓や肺にまで達してしまった。

 

医師は助からないと思った

 

「神秘のムルガン(Murrugan The Mystic)」ことスコット・ネルソンさん(59才)は、長い剣を根元まで呑み込む芸で有名な大道芸人だ。

 

その彼が、10月31日、ワシントンD.C.にあるテーマパーク「Six Flags America」でのライブショーで、滅多にないミスをした。5本まとめて呑んだ剣が、内臓を切り裂いてしまったのだ。

 

緊急入院した彼は何回もの手術を受け、肺の一部を切除し、その後1ヶ月近く意識不明の状態だったという。手術を行った医師団は「助からない」と思ったそうだが、意識を取り戻し、最近になって退院した。

 

下にあるのが、ネルソンさんがFacebookに投稿した傷痕の写真。内側からの剣の傷と手術痕が写っている。

 

Facebook/Scott Nelson
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「手を放すのが早すぎた」

 

退院後、彼は事故当時のことをメディアにこう話している。

 

「呼吸がほとんどできなかった。胸が一杯になった感じだった。すごくマズいことになったのは分かっていた……真面目な話、死ぬだろうと思ったよ」

 

彼が飲む剣は長さ24~28インチ(約61~71cm)で、刃は鈍らせてある。剣呑みの芸は25年間続けており、内臓を切る事故は今回で2回目だそう。原因についてネルソンさんはこう話している。

 

「剣はまとめて握り続けていないといけない。早く手を放しすぎると切ってしまう。それなのに手を早く放したから、5本がガチャガチャとぶつかり合って周りを切ってしまった。そのうち2本が食道を刺し通し、1本は肝臓に達し、もう1本は肺に穴を開けた」

 

重傷を負った彼は、さすがにこの芸はもうやらないそうだ。その代わり、電球を食べるのと、釘のベッドに寝ることに精を出すと言っている。(了)

 

出典元:abc News:Legendary San Diego sword swallower: ‘I thought I was going to die’(12/6)
出典元:New York Post:Legendary sword swallower nearly dies after slashing liver, lung in stunt-gone-wrong(12/8)

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