4年後に宇宙初のホテルが誕生?米国のスタートアップ企業に注目が集まる


宇宙初となるホテルの建設を計画する、米国のスタートアップ企業が注目を浴びている。

 

滞在費の総額はなんと10億円!

 

宇宙初のホテルを計画するのは、米国カリフォルニア州シリコンバレーのスタートアップ企業「Orion Span」だ。

 

同社は今月6日、2022年までに宇宙初の超高級ホテル「Aurora Station」をオープンさせる計画を発表。

 

ホテルは衛星軌道の中でも、高度が低い低軌道上に設置されることになるという。

 

またホテルには一度に4人の宿泊客が滞在できると共に、2人のスタッフが常時駐在するという。

 

気になる宿泊価格は、予約の際にかかる頭金がなんと12泊で8万ドル(約850万円)、総額としては一人950万ドル(約10億円)になるとのことだ。

 

ちなみに地球からホテルまでの渡航費用もこの中に含まれているという。

 

Orion Span

 

宇宙ホテルでできる体験とは

 

宇宙にあるといえど、これほど高額なホテルにおいて一体どんな体験ができるのかというのは気になるところだ。

 

これについてOrion SpanのCEO・Frank Bunger氏は、ホテルではあたかも宇宙飛行士のような体験ができるとし、「それには宇宙で食物を育てることや化学実験を行うこと、宇宙飛行士としての証明を受け取ることなどがある」としている。

 

さらに地球から約320キロほど離れたホテルへと向かう際には、映画「スタートレック」のシーンのような光景を見ることが出来ると共に、ホテルでは朝焼けや夕焼けも一日に何度も見ることができるということだ。

 

NASA

 

ホテルオープンに向け必要なのは顧客集め

 

Orion Spanによると、ホテルの建設着工は2019年。

 

建設されたホテルを衛星の軌道上へと打ち上げるのは、2021年末までになるという。

 

一方、Bunger氏は「諸段階として必要なのは、宇宙に滞在する顧客を集めること」とする。

 

さらに氏は常に滞在客がいる状態を作ることで、将来的には宇宙に居住することへとつなげることができるとしている。

 

実際に宇宙に滞在した一般人の感想は

 

他方で宇宙飛行士以外の一般人が宇宙へと旅立つことを可能とさせるプロジェクトは、これが初めてのものではない。

 

2001年から2009年にかけて、ロシアの有人宇宙船「ソユーズ」に7人の一般人が乗船。

 

さらにその後、国際宇宙ステーションにも短期間の滞在を行っている。

 

その中の一人であり、ビデオゲームの開発者であるRichard Garriottさんは2008年に宇宙へと渡航。

 

2週間、国際宇宙ステーションに滞在したが、その際の費用は3000万ドル(約32億1000万)であったという。

 

Garriottさんは宇宙初のホテルのオープンに関し、「宇宙で滞在できる場所は、研究者と一般人の双方にとって必要です」とコメント。

 

他方で宇宙での滞在は「非常に高額となっていると共に、多くの用途において政治的に複雑な問題をはらんでいる」としている。

 

しかしGarriottさんは、それでも宇宙から地球を見下ろすという体験は“人生を変える”体験であったと伝えている。

 

宇宙飛行士のような体験ができる一方、非常に高額となっている宇宙初のホテル。ホテルのオープンが楽しみであると同時に、一体どんな人がホテルを利用することになるのか気になるところだ。(了)

 

出典:NBCNews.com:This luxury space hotel could be up and running in four years(4/6)

出典:International Business Times:Luxury Space Hotel? Orion Span To Launch ‘Aurora Station’ By 2021(4/6)