ロシア兵がウクライナの捕虜を去勢、動画がネットに浮上

ロシア兵が、捕虜になったウクライナ兵の性器を切り落とす動画が浮上し、広く共有されたという。(このサイトには動画はありません)
黒い帽子をかぶったロシア兵
その映像は、もともと親ロシア派のテレグラムチャンネルに投稿されたもので、そこにはつばの広い黒い帽子をかぶったロシア兵が映っていたという。
そのロシア兵は、両手を縛られ、ズボンの後ろを切られてうつぶせになっている別の人物に近づいていく。その人物は、ウクライナ兵であることを示す青と黄色のワッペンをつけていたそうだ。
やがてロシア兵は、青い手術用手袋をして緑色の柄のナイフを持ち、ウクライナ兵の捕虜の性器を切ろうとし、手を伸ばす様子が映っていた。
しかもそのそばでは、他のロシア兵もウクライナの捕虜を虐待しており、また性器を切られた兵士が、その後殺されたとの情報もあるようだ。
⚡️The russian sadists shot and dragged the Ukrainian war prisoner castrated with a clerical knife on the ground, having tied ropes to his legs.
The full video of the torture and execution is available online.The whole world needs to see this!#russiaisateroriststate pic.twitter.com/9k7ImXLERw
— Ukraine 4 Freedom (@uawarinfo) July 29, 2022
「Bellingcat」も動画を調査
この映像の出所や撮影日、撮影場所などは、不明点が多い。しかし調査報道機関「Bellingcat」のAric Toler氏は、このビデオが本物のように見えると述べている。
また、ビデオの男と同じ特徴的な黒い帽子とリストバンドをつけたロシア兵が、以前ロシアの放送局「RT」が放映した映像に登場したことも示唆した。
さらにこのロシア兵は以前、ウクライナ東部のセベロドネツクにあるアゾット化学工場付近で撮影されていたとも言われ、アハト大隊(Akhat battalion)として知られるチェチェン人部隊に所属しているという見方もあるそうだ。
A horrifying video of this Russian soldier castrating a Ukrainian PoW is genuine, Bellingcat’s @AricToler has said. The same soldier appeared on a Russian TV clip (with same hat and bracelet) and there was no evidence the video had been manipulated, he told me. #Ukraine #Russia pic.twitter.com/vWkIa6Vnru
— Maxim Tucker (@MaxRTucker) July 28, 2022
ロシアによる人命と尊厳の完全無視
この映像は親ロシア派のメディアサイトや、ウクライナのソーシャルメディアで広く共有されたという。
また動画を確認したアムネスティ・インターナショナルの東欧・中央アジア担当ディレクター、マリー・ストラザーズ氏は「ロシア軍によるウクライナ人の人命と尊厳の完全無視が、また明らかになった」と述べている。
ウクライナ大統領顧問のMykhailo Podolyak氏も、次のように述べている。
「世界中が理解する必要がある。ロシアは拷問と殺人を楽しむ人食い人種の国だ。しかし、戦争の霧は、実行犯の処罰を回避する助けにはならない。我々は全員を特定する。我々は全員を捕まえる」(了)
出典元:The Guardian:Video appears to show Russian soldier castrating Ukrainian prisoner | Ukraine | The Guardian
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