英警察が逮捕後12時間でアンドリュー元王子を釈放、アメリカでの反応とは?

イギリス警察は2月19日、アンドリュー元王子(アンドリュー・マウントバッテン=ウィンザー)を逮捕した。
政府の機密文書を送付した疑い
イギリス警察は19日の午前8時ごろ、イングランド東部、ノーフォークにある国王の私有地サンドリンガムにある邸宅で、アンドリュー元王子(66)を逮捕した。
アンドリュー元王子には、性犯罪者の故・ジェフリー・エプスタイン被告に政府の機密文書を送付したとの疑惑がかけられ、公務上の不正行為の疑いで逮捕された。
この機密文書は、香港やベトナム、シンガポールへの公式訪問に関する報告書とされるが、詳細は明らかにされていない。
アンドリュー元王子は故・エリザベス女王(2世)の3人目の子供で、19日は彼の誕生日だったとされている。
しかし逮捕後、取り調べを受けてから12時間で、アンドリュー元王子は釈放され、自宅へ戻ったという。
エプスタイン・ファイルの公開で疑惑が深まる
エプスタイン被告は大富豪の投資家で、共犯者の女性、マックスウェル受刑者に誘われた未成年の少女を性的に虐待し、また少女たちに著名な人物や政治家などへの性接待を強要し、人身売買のネットワークを作り上げていたと言われている。
そしてエプスタイン被告と親交が深かったアンドリュー元王子も、未成年の女性に性行為を行ったとして訴えられたが、本人はそれを否定してきた。
しかしアメリカの司法省が、この事件の資料「エプスタイン・ファイル」を公開してから、さまざまな記録や写真なども明らかになり、アンドリュー元王子もこの人身売買のネットワークに深く関与していた疑いがもたれ、政府の機密文書を送付したとの容疑も浮かび上がった。

逮捕についてアメリカでの反応
以前から、エプスタイン事件を調査していたアメリカの下院監視委員会は、アンドリュー元王子に対し、証言を行うよう求めてきたが、元王子はそれを拒否し続けてきた。
今回、イギリス警察による元王子の逮捕を受けて、下院監視委員会の民主党トップであるロバート・ガルシア議員は、「正義を実現するための、我々の闘いにおける大きなステップ」だとし、次のように述べた。
「イギリスは今回の逮捕によって、彼(元王子)に責任を負わせようとしている。今こそ、アメリカがホワイトハウスによる隠蔽工作に終止符を打つ時だ」
またエプスタイン文書透明化法案の成立を主導した民主党のロー・カンナ(Ro Khanna)下院議員も、「王子であっても法の上に立つことはできない。しかし、なぜもっと対策が取られないのでしょうか?ハワード・ラトニック商務長官の辞任から始めるべきです」と述べた。
一方、エプスタイン被告と交流のあったトランプ大統領は、アンドリュー元王子の逮捕について、「これは残念なことだと思う。非常に悲しいことだと思う。王室にとって非常に悪いことだと思う」と記者団に語ったという。(了)
※下のBBCの参考記事も是非、ご覧いただきたい。
出典元:The Guardiian:Andrew Mountbatten-Windsor released under investigation after arrest – live(2/19)
参考:BBC Japan:英警察が王室のアンドリュー元王子を逮捕、公務中の不正行為の疑い 国王は「法に沿って」と声明(2/19)

























