交通警察に反抗した男性、裁判で弁護士を雇わず、ChatGPTを使って勝つ

最近、不当に交通違反切符を切られたと主張するカザフスタンの男性が、弁護士の代わりにChatGPTを使って法廷で争い、勝利した。このような例は、少なくともカザフスタンでは初めてのことと報じられている。
止むを得ずバス専用レーンに入る
それは2024年12月のこと。カザフスタンのKenzhebek Ismailovさんは、車に母親を乗せ、同国最大の都市アルマトイにある病院に向かっていた。すると突然、前を走っていた車が止まり、車線を塞ぐ形でそのまま動かなくなってしまった。
一般車が通行できる車線はその一車線しかなかった。Ismailovさんがその車の後ろで止まっていれば、後方には長い渋滞の列ができ、交通を妨げることになる。そこで彼は、右側にあるバス専用レーンに入り、前方の車を回避して先に行ったという。
その場に警官はいなかったが、監視カメラがあり、数日後、Ismailovさんは違反切符を郵便で受け取った。罰金は、期限内に払えば大幅に割引されることになっており、5800テンゲ(約1700円)。それを払った後、Ismailovさんは警察のサイトに公開された監視カメラ映像を見た。そして、バスレーンに入った自分の判断は間違っていなかったと、改めて思ったそう。
ChatGPTのアドバイス
Ismailovさんは警察に談判しに行った。しかし警察の態度は横柄で、「罰金を払ったということは罪を認めたと同然」という理由で相手にしてもらえなかった。そこで彼は、法廷で戦うことを決めた。ただ、少額の罰金のために高額の弁護士費用を払うのは馬鹿らしかったので、ChatGPTに助けを求めた。
ChatGPTに事の経緯を文字で打ち込み、カメラ映像が警察のサイトにあることを知らせると、法廷で争うことを勧められたそうだ。さらには、提出文書の添削までChatGPTがやってくれたと彼は言う。
訴訟を起こすと、警察は態度を変え、違反も罰金も無かったことにすると言ってきた。だがChatGPTは訴訟を取り下げないようにアドバイス。実際の法廷では裁判官による審問が行われ、ChatGPTはその場で審問を聞き、Ismailovさんに適切な答えを教えてくれたとのこと。
裁判に勝利した後、彼は現地メディアの取材を受け、このように話している。
「おそらくこの件は、99%ChatGPTに助けられて進めた訴訟の、国内初の事例でしょう。法廷審問ではChatGPTの音声会話機能をオンにしておいたので、ChatGPTが即座にどう答えればいいかを教えてくれました」(了)
出典元:Odditycentral:Man Uses ChatGPT to Challenge Traffic Violation Ticket in Court, Wins(3/28)
出典元:Tengri News:Алматинец выиграл суд с помощью ChatGPT(3/18)