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ホッキョクギツネにGPSを付けて移動距離を調査、驚きの結果が明らかに

ホッキョクギツネにGPSを付けて移動距離を調査、驚きの結果が明らかに
flickr_Eric Kilby

ホッキョクギツネの生態を調べていたところ、想像をはるかに超える道のりを移動していたことが明らかとなった。

 

76日間で約3500kmも移動していた

 

ノルウェー極地研究所の研究者らは、去年の3月後半に、若いメスのホッキョクギツネにGPSを装着したという。

 

そしてノルウェーの北にあるスヴァールバル諸島、Spitsbergenの東海岸で、その野生の個体を放したそうだ。

 

 

そのホッキョクギツネは1歳未満だったが、食べ物を探して西へ出発してから、21日目にはグリーンランドへ到着。1512kmも移動していたことが明らかになった。

 

さらにスヴァールバル諸島を出発してから76日目には、カナダのエルズミーア島にたどり着き、グリーンランドからさらに約2000kmも旅を続けていたことが判明したという。(合計3506km)

 

速さや一日の移動距離も驚異的

 

もっとも研究者らを驚かしたのは、長い移動距離だけではない。

 

そのスピードも驚異的で、このホッキョクギツネは平均で1日に46km以上も移動し、時には155kmに達することもあったそうだ。極地研究所のEva Fuglei氏は、次のように語っている。

 

「私たちは最初、自分たちの目が信じられませんでした。私たちはキツネが死んで、ボートに運ばれているのかと思っていたのです。でもそのエリアには、ボートなどありません。私たちは本当にびっくり仰天しました」

 

彼女によれば、これまでもホッキョクギツネの調査を行ってきたが、ここまで遠くへ移動した記録はないという。

 

Instagram/norskpolarinstitutt

 

Fuglei氏は、ホッキョクギツネが北極における季節のダイナミックな変化を、どのように切り抜けて生きているのかを見るために調査が行われたとした上で、次のように述べている。

 

「夏の間には十分な食べ物があります。しかし冬は厳しい。そのためホッキョクギツネはエサを見つけようとして他のエリアへ、しばしば移住するのです。しかしこのキツネは、私たちが以前追跡した他のものよりも、ずっと遠くへ行きました。それはこの小さな生き物の特別な能力を示しています」(了)

 

 

出典元:BBC:Scientists ‘speechless’ at Arctic fox’s epic trek(7/1)

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