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ウクライナで劣化ウラン弾の倉庫が爆撃されたか?巨大キノコ雲の動画が拡散中

ウクライナで劣化ウラン弾の倉庫が爆撃されたか?巨大キノコ雲の動画が拡散中
Twitter/Trollstoy@Trollstoy88

ウクライナ西部の都市フメリニツキー付近で撮影された動画が、SNSで拡散されている。まだ事実確認はされていないが、劣化ウラン弾の貯蔵庫が爆撃され、その後、周辺の放射線量が上昇したとの情報が流れている。

 

立ち昇るキノコ雲

 

ロシア軍の爆撃は5月13日の夜にあった。その際に撮影されたという動画には、遠方に巨大な火の玉が現れ黒いキノコ雲に変わっていく様子が映っている。

 

これを報じた英語、ウクライナ語、ロシア語のメディアによれば、爆発があったのはウクライナ·フメリニツキー州フメリニツキー市付近、モルドバとの国境から100マイル(約160km)ほどの地点だとのこと。

 

下にあるのはツイッターでシェアされている動画の1つ。投稿文には「情報によれば、破壊されたフメリニツキー弾薬庫にあった弾薬は、5億ドル分相当のものだった」と書かれている。

 

 

別の投稿者は、「早朝にロシア空軍がフメリニツキーにあるウクライナ軍施設を攻撃。その後巨大なキノコ雲が空に昇った」と書いている。

 

劣化ウラン弾の倉庫か

 

動画に映っている爆発の凄まじさや、はっきりとした形のキノコ雲などから、劣化ウラン弾が爆発したのではないかという推測が生まれている。イギリスは先に、劣化ウラン弾をウクライナに供与すると発表しており、それがすでに運び込まれていてもおかしくはない。

 

ロシア寄りのツイッターアカウント「Russians With Attitude」には、「劣化ウラン弾が大量に備蓄された倉庫が爆破されたとの噂がある。もし本当なら痛恨と言えるだろう」との書き込みがある。

 

また、ウクライナ国内の放射線レベルをモニタリングするウクライナの機関SaveEcoBotや、欧州委員会が公表する放射線量のグラフを引用して、今回の爆発後にフメリニツキー周辺の放射線量が上がったと指摘するツイートもある。

 

 

米メディア「Newsweek」は、弾薬庫に劣化ウラン弾があったかについては「大きな疑問符が付く」が、「あった可能性は捨てきれない」と書いている。

 

出典元:Newsweek:Huge ‘Mushroom’ Blast in Khmelnytskyi Reignites ‘Depleted Uranium’ Claims(5/16)

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