イスラエル軍、レバノンとの停戦合意後も、南部へ激しい空爆を実施

イスラエル政府とレバノン政府は、アメリカ政府の仲介による停戦に合意したが、その後もイスラエル軍は激しい空爆を継続している。
停戦合意後も、イスラエル軍が空爆
アメリカの国務省は6月3日、イスラエル政府とレバノン政府が停戦の履行で合意したと発表した。
しかしその後、イスラエルのカッツ国防相は、レバノン南部での作戦を継続すると主張。実際、4日にもイスラエル軍は、レバノン南部のティルス地区や、3つの町、Kaouthariyet al-RuzやSafad al-Batikh、Ain Qanaにも激しい空爆を実施した。
レバノン保健省によると、イスラエルとヒズボラの間で戦闘が再開された3月2日以降、イスラエル軍の攻撃により少なくとも3526人が死亡、1万733人が負傷したという。
またイスラエル軍は、停戦中であるにも関わらず、ガザ地区への攻撃も激化させており、6月4日には全域で、11人のパレスチナ人が死亡、32人が負傷した。
昨年10月に「停戦」が始まって以来、イスラエル軍の攻撃により、ガザ地区では947人が死亡、2935人が負傷している。
Israeli strikes on residential buildings have killed nine Palestinians, setting homes ablaze and leaving widespread destruction. Footage from the scenes showed rescue efforts amid the flames and ambulances transporting casualties. pic.twitter.com/e6JL7DUbLD
— Al Jazeera Breaking News (@AJENews) June 4, 2026
「ヒズボラ」も停戦合意を拒否
今回の停戦合意には、レバノン南部のリタニ川以南にあるイスラエル支配地域から、シーア派組織「ヒズボラ」の全ての戦闘員の撤退も含まれていた。
「ヒズボラ」も、レバノン政府とイスラエル政府間の停戦合意を拒否。ヒズボラの指導者ナイム・カセム氏は6月4日の声明で、この合意案を「レバノン国民の一部を抹殺するためのロードマップ」と非難した。
またカセム氏は、イスラエル軍のレバノンからの完全撤退と停戦を要求し、「レバノンの村々が爆撃されている限り、イスラエル北部は安全ではない」「占領が存在する限り、抵抗は続く」と述べたという。
そして「ヒズボラ」もイスラエル軍への攻撃を続けており、4日にはイスラエル軍が占領しているレバノン南部のボーフォール城付近で、イスラエル軍の戦車「メルカバ」をミサイルで攻撃し、破壊したと明らかにした。
国連平和維持部隊の隊員が死亡
またレバノン国防省は6月4日、セルビア国籍の国連平和維持部隊(国連レバノン暫定軍:UNIFIL)の隊員が、死亡したと明らかにした。
レバノン国防省は、その隊員が国連基地への攻撃による負傷が原因で死亡したとし、声明で次のように述べた。
「Milovan Jovanovic上級軍曹は、負傷後、基地内の病院で緊急治療を受け、その後ヘリコプターでベイルートの大学医療センターに搬送されたが、そこで死亡した」
まだ国連基地への攻撃が、イスラエル軍によるものか、「ヒズボラ」によるものかは、分かっていない。
国連のグテーレス事務総長の報道官は、レバノン南部で国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の平和維持要員1人が死亡、2人が負傷した事件について調査が進められているとし、「戦争犯罪に相当する可能性がある」と非難した。(了)
出典元:Aljazeera:Iran war live: Israel continues deadly attacks after new Lebanon ceasefire(6/4)

























