インドの若者が「Earth Prize」で優勝、マイクロプラスチックを除去する手法を開発

13歳から19歳を対象とした世界最大の環境コンテスト「Earth Prize」で、インドの若者たちが、グローバル優勝チームとして選ばれた。
磁性タマリンドの粉末を開発
5月29日にスイスのジュネーブで「Earth Prize 2026」が開かれ、インドの若者たちのチーム「Plas-Stick」が優勝を果たした。
「Plas-Stick」のメンバーは、16歳の3人、Vivaan Chhawchharia君、Ariana Agarwalさん、Avyana Mehtaさんだ。
彼らは、水中のマイクロプラスチックを除去する、磁性タマリンドの粉末を開発することに成功したという。
マイクロプラスチックを引き寄せ、凝集させる
この開発のきっかけになったのは3人が、共有のプラスチック容器に飲料水を貯蔵している、インドの農村地域を訪れたことだったという。
そこでは、地元の子供たちがこうした容器から水を飲んでおり、3人はインドの恵まれない農村地域で、日常の飲料水を通して、人々がマイクロプラスチックにさらされている現状を痛感したそうだ。
3人はその後、廃棄されたタマリンドの種子から作られた生分解性粉末を開発。この粉末を水に加えると、マイクロプラスチック粒子を引き寄せ、目に見える塊に凝集させるという。
凝集した塊は、手持ちの磁石で取り除くことができ、電気や複雑な機械を必要とせず、低コストで拡大させることが可能な解決策となった。

3人のチームはすでに8000人以上の生徒と教師に情報を提供し、Rajesh Khandelwal博士の助言を受け、技術のテストと開発をさらに強化したそうだ。
そして現在、チームは分散型生産拠点を通じてこの解決策の規模を拡大し、インド全土の農村地域に展開することにより、多くの地域で、より安全な飲料水へのアクセスを向上させることを計画している。
7つの地域優勝チームの中から選出
「Earth Prize 2026」では約2万3000人が投票を行い、北米やアフリカ、アジア、中南米、オセアニア・東南アジア、ヨーロッパ、中東を代表する7つの地域優勝チームの中から、グローバル優勝チームが選ばれたという。3人は優勝後、次のように述べている。
「学生たちの間で生まれたアイディアが、世界中の何千ものプロジェクトの中から認められたことは、まるで夢のようで、同時に大きな励みになっています。この取り組みがPlas-Stickの普及拡大に役立つだけでなく、より多くの若者に、自分たちのアイディアで意義のある環境変化を起こせると信じるよう、促せることを願っています」(了)
出典元:The Earth Prize:The Earth Prize 2026: Indian teen trio named Global Winners for magnetic tamarind powder that removes microplastics from water(5/29)


























