Switch news

知っておきたい世界のニュース

ロシア軍がウクライナ兵の捕虜900人を処刑した疑い、国連も指摘

ロシア軍がウクライナ兵の捕虜900人を処刑した疑い、国連も指摘
X_Margo Gontar

ウクライナ政府は、これまで数多くの戦争捕虜がロシア軍によって殺害されたと主張している。

 

全体の25~40%に相当

 

ウクライナの情報機関の関係者はAFP通信に対し、2022年以降、「340件以上」の事件で「900人以上の自軍の捕虜」が、ロシア軍に処刑されたことを確認したと語ったという。

 

しかもこれらの事件は、全体の25~40%にしか相当しないとされ、捕虜処刑の全体像はまだ明らかになっていない。

 

武力紛争時における人道的保護を目的としたジュネーブ条約では、兵士は明確な降伏を行った時点で捕虜とみなされ、保護を受ける権利がある。

 

国連も129件の処刑を確認

 

実は国連も今年6月の報告書で、ウクライナ兵捕虜の処刑が129件確認されたと報告しており、昨年、こうした事例の「著しい増加」について警鐘を鳴らしていたという。

 

ウクライナ検察庁のAndriy Atamantchuk氏も、2022年以降にウクライナ軍兵士306人が処刑された事件について、これまでに116件の捜査を開始したとし、次のように語っている。

 

「これは、ロシアの政策が事実上こうした犯罪(捕虜の処刑)を助長・容認し、指揮官がそれに応じた命令を出していることに起因する」

 

ロシア側はこの主張を否定しているが、AFP通信によると、ロシア政府はコメント要請に回答していないという。

 

ウクライナ軍のドローン部隊は現在、ロシアの船舶を攻撃しており、ドローン部隊の司令官は7月14日、過去9日間、アゾフ海でタンカーや貨物船を含む「116隻の船舶」を攻撃したと述べた。

 

ドローン部隊の司令官は、攻撃の目的はロシアの「影の艦隊」に打撃を与え、ロシア軍が支配するクリミア半島への石油供給を制限することだと語っている。

 

ロシアの物流施設の倉庫を攻撃

 

またウクライナ軍は7月18日、ロシア最大のネット小売業者「ワイルドベリーズ」の倉庫2カ所を、ドローンで攻撃した。

 

そのうち1つの倉庫はモスクワ南東約475kmに位置するTambov市にあり、ウクライナの攻撃により7人が死亡、25人が負傷したという。

 

もう1つの倉庫はモスクワの町、Elektrostalにあり、1人が死亡、37人が負傷。合計で8人が死亡し、62人が負傷したそうだ。

 

攻撃を受けた倉庫の現場映像には、物流施設から巨大な炎と黒煙が立ち上る様子が映っていた。

 

 

ウクライナのゼレンスキー大統領は、今回の攻撃について、「ドローン製造および航行機器用の制裁対象部品の供給に使用されていた主要な物流施設」を標的にしたと発言。「ロシアによる民間インフラ、都市、地域社会への攻撃」への対応だと述べた。

 

またゼレンスキー大統領は、ウクライナ軍がアゾフ海や黒海、そしてクリミア半島でも標的を攻撃したと明らかにした。

 

ウクライナ全土も7月15日の夜にかけて、ロシア軍の攻撃を受けており、14人が死亡している。(了)

 

出典元:BBC:Russian online retail warehouses hit by deadly Ukrainian strikes(7/18)

出典元:The Guardian:Ukraine war briefing: Spotlight on ‘hundreds’ of alleged PoW executions by Russia(7/15)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top