ガレージに佇む宇宙飛行士がなんか変!透けて見える物体を手掛けたのは元物理学者
ガレージに現れた1体の宇宙飛行士。しかし、向こう側が透けて見えている。これは宇宙飛行士の幽霊なのか、それともNASAが極秘に開発していた透明スーツなのか…。不思議なその正体は、元物理学者が手掛けたものだった。
透明な宇宙飛行士
まずは、この透明な宇宙飛行士の姿を見てもらおう。
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ガレージの中に浮かぶ宇宙飛行士のシルエット。向こう側が透けて見え、本当にそこに存在するのかどうかさえ分からない不思議な物体だ。
しかし、カメラが近づいていくにつれて、それは鏡のように周囲の景色を反射する板を、無数に組み合わせて造られたものだとわかる。
元物理学者によるアート作品
実はこの物体、ドイツ出身のJulian Voss-Andreae氏が制作したアート作品だ。
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米オレゴン州在住の彼は、ベルリンやエディンバラ、ウィーンなどの大学で物理学を学んだ元物理学者と言う経歴を持つアーティストだ。2022年にノーベル物理学賞を受賞した、アントン・ツァイリンガー博士の研究室に在籍していたこともあるという。
風景に消えることで知られるアート作品は、3Dスキャンとプログラミングを活用して造られており、Voss-Andreae氏でなくては作れない作品だと言えるだろう。このコンセプトを形にするまでに、3年の月日がかかったそうだ。
幻想的な消えるアート
幻想的な彼の作品は、世界各地で展示されてきた。その一部を見てみよう。
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ぜひ実際に目にしたいと思える作品たちだ。気になる方は、彼のインスタグラムを訪れてみてはいかがだろうか。(了)
参考:Julian Voss-Andreae「biography」