Switch news

知っておきたい世界のニュース

ウクライナ北部でロシア軍が残した化学兵器を発見か、現在検証中

ウクライナ北部でロシア軍が残した化学兵器を発見か、現在検証中
Twitter/Glasnost Gone

かつてロシア軍が占領していたウクライナ北部の町で、化学兵器の痕跡が発見されたと、地元の市長が主張している。

 

「サリン」などの毒物の痕跡か

 

ウクライナ北部のスムィ州の町、トロスティアネッツの市長によれば、ロシア軍が占領していたビルカ村で、当局が化学兵器の残骸を発見したという。

 

ユーリイ・ボーヴァ市長はラジオにおいて、当局が「サリン」などの毒物の痕跡を発見したと主張。次のように述べている。

 

「我々はビルカ村で化学兵器の残骸を発見しました。サリンと他の物質です。アンプル(密封された容器)も発見しました。ウクライナ保安庁が現在調査中です」

 

マリウポリでの化学兵器は懐疑的

 

ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は以前から、ロシア軍がウクライナで化学兵器を使用する可能性のある「恐怖の新段階」を準備していると警告していた。

 

そして先週、包囲された南東部の都市・マリウポリの住民に「有毒物質」が使用され、呼吸器系の問題が発生したという報告がもたらされた。

 

しかしどんな物質かは確認されておらず、専門家たちはロシア軍により化学兵器が使用されたという主張に対して、懐疑的な見方を示しているという。

 

ただこの事態に対し、イギリスのリズ・トラス外務大臣は先週、現在化学兵器の疑惑を緊急に調査していると述べ、英国防総省の報道官も、この報告が「もし本当なら、深く懸念される」と述べていた。(了)

 

出典元:The Guardian:Military transport plane reportedly brought down outside Odesa – as it happened(4/16)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top