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ロシア軍が協力を拒んだ女性村長を殺害、家族を含めた遺体が発見される

ロシア軍が協力を拒んだ女性村長を殺害、家族を含めた遺体が発見される
Twitter/Visegrád 24

ウクライナの首都・キーウの西にあるMotyzhyn村で、5人の民間人の遺体が発見された。

 

両手を縛られ、半ば埋められていた

 

キーウから西へ45km離れた場所にあるMotyzhyn村の森で、5人が殺され半ば埋められているのが見つかった。

 

ウクライナ警察によれば、ロシア軍に殺されたのはMotyzhyn村の女性村長であるOlga Sukhenkoさん(50)と夫のIgor Sukhenkoさん、息子のOleksandr.さん(25)、そして民間人の2人だという。

 

Sukhenkoさん家族と1人の男性が、松林の中で半ば土に埋められ、両手を縛られた状態で発見されたそうだ。

 

また5番目の男性も、Sukhenkoさんの家の井戸(ハッチ)の中で殺されていた。下の写真は遺体がそのまま映っているので、閲覧にはご注意いただきたい。

 

ロシア軍からの協力要請を拒否

 

警察によれば、Olga Sukhenkoさんと夫、息子さんは3月24日にロシア軍に誘拐されたという。

 

また住民の話では、Sukhenko村長は、ロシア軍から侵攻の協力をするよう求められたが、拒絶したそうだ。

 

ウクライナ内務省の顧問であるAnton Herashchenko氏は、テレグラムにおいて次のように述べている。

 

「ここにもロシアの占領者がいた。ロシア軍は村長と家族全員を拷問にかけ、殺した。(略)占領者は、村長たちがウクライナ軍に砲撃のターゲットを教えるなど協力していると疑っていた。(略)ロシア兵は、この責任をとることになるだろう」

 

実はロシア軍が占領した場所では、ウクライナの公職についている人が数多く誘拐され、行方不明になり、殺害されたのではないか、と疑われている。

 

娘の背中に名前や生年月日を書き込む

 

一方、このようなロシア軍による残虐な行為を受けた場合でも、娘を何とか生き延びさせようとした、ある母親の切実な行為が注目を集めている。

 

その母親とは、Oleksandra Makoviyさん。彼女は自分が死んだ場合でも、娘が誰かに助けられるようにと、その背中に名前、生年月日、両親の数などを書いたという。

 

 

この写真は、元ウクライナ大統領のスポークスパーソンであるIuliia Mendel氏によって、ツイッターでシェアされた。(了)

 

出典元:The Guardian:Zelenskiy says more than 300 people killed and tortured in Bucha – as it happened(4/4)

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