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64年の時を経て…アルプスで遭難した男性の身元がSNSにより確認される

64年の時を経て…アルプスで遭難した男性の身元がSNSにより確認される
Twitter/Polizia di Stato

アルプスで姿を消したフランス人スキーヤーの身元が、SNSの助けによって64年ぶりに明らかとなった。

 

遺体は2005年に発見されていた

 

Euronewsによれば、スキーヤーである男性の遺体は、2005年にイタリアのアルプス山中にあるヴァッレ・ダオスタ自治州で発見されていたという。

 

また遺体の発見現場には、スキー用具や、男性のメガネなども残されていたそうだ。

 

しかしイタリア当局は、当時男性の身元が分からず、確認することもできなかったとされている。

 

イタリア警察がFBに男性について投稿

 

そこで先月、イタリア当局はこの身元不明の男性についての情報を、フェイスブックに投稿。するとそれは直ちにフランスのメディアに取り上げられることに。

 

そしてフランス人女性のEmma Nassemさんは、このニュースをラジオで聞き、身元不明の男性が叔父のHenri Le Masneさんである可能性が高いと考えたという。

 

実際、叔父のHenriさんは1954年にマッターホルンの近くでスキーをしていた時に嵐に遭遇し、以来行方が分からなくなっていたそうだ。

 

DNA検査で身元が判明

 

また94歳になるHenriさんの弟、Roger Le Masneさんにもこの情報が伝えられ、彼はイタリア当局にメールを送信する。

 

メールには「私はHenri Le Masneの弟です。彼が64年前に姿を消したスキーヤーかもしれません。彼は独身で、すでに自立しており、パリの大蔵省で働いていました」と書かれていたとか。

 

イタリア警察はその後、DNAテストを実施。その結果、遺体の男性がHenriさんだと確認された。

 

また警察によれば、家族が提供してくれた写真には、現場に残されていたのと同じメガネが映っていたという。

 

出典元:euronews:French skier lost 64 years ago in Alps identified with help of social media(7/30)

出典元:The Guardian:French skier lost 64 years ago in Alps identified with help of social media(7/30)

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