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ジョージア南部の牧草地で、草を食んでいた500頭以上の羊が1度に死んでしまった。現場には落雷があり、羊飼いも雷に打たれていることから、原因は雷しか考えられない。

山腹の牧草地に落雷

海外メディアによれば、それが起こったのは今月9日、場所はジョージア・サムツヘ＝ジャヴァヘティ州の山中にある牧草地。

その日、羊のオーナーであるNikolay Levanovさんのもとに、羊飼いからショッキングな電話が入った。牧草地が雷雨に襲われ、Levanovさんの100頭以上の羊が死んだという。その牧草地にいた他の400頭あまりの羊も同時に死んだ。原因は落雷と報じられている。羊飼いも雷に打たれたが気を失っただけで済み、命に別状はないらしい。意識を取り戻した羊飼いが全滅した羊を見た時は、さぞかし驚いたことだろう。

山腹の牧草地におびただしい数の羊が転がっている風景が、現地メディアのフェイスブックに動画で投稿されている。その山（Mount Abul）は、羊の放牧地としてジョージア南部でよく知られた場所だそう。

科学的な原因究明はこれから

Levanovさんをはじめとした羊のオーナーたちは、羊を失ったことに対する経済的な支援を政府に求めている。だが政府は、雷でこれだけ多くの羊が死んだことを信じられず、対応を渋っているようだ。副市長のAlexander Mikeladze氏はメディアにこう話す。

「正直言ってこんなケースは初めてです。雷雨がこれほど多くの羊を殺したというのは、これまで聞いたことがありません。もちろん、市は支援するつもりですよ。ただその前に、大量死の原因をはっきりさせないといけない。牧羊業者の方で専門家の見解を聞き、それをこっちに持ってくるべきですよ」

500頭以上の羊の死体は、山から下ろすのが困難なため、現場で焼却されることが決まった。牧羊業者への支援は今のところ未定だと伝えられている。（了）

出典元：Odditycentral:Lightning Strike Instantly Kills 550 Grazing Sheep(8/20)

出典元：Gazeta.Ru:Более 550 овец погибли от удара молнии в Грузии(8/14)