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インドの保護区でトラとクマが遭遇、貴重な瞬間を撮影

インドの保護区でトラとクマが遭遇、貴重な瞬間を撮影
X_Dr Rajiv Kumar Gupta IAS

インドの保護区で、野生のトラとクマが遭遇する様子が撮影され、動画がSNSに投稿されている。

 

インド北部の保護区で撮影

 

その様子が撮影されたのは今年の4月、場所はインド北部・ウッタル・プラデーシュ州にある「ピリビット・トラ保護区」とされている。

 

撮影をしたのは、インド行政庁の元政府職員であるラジブ・クマール・グプタ氏だ。

 

彼は当時、この保護区を訪れており、メスのトラとクマが遭遇する珍しい場面を撮影。4月30日に動画を、SNSの「X」に投稿した。

 

トラが戦いを避けたか?

 

このメスのトラは「ベンガルトラ(Panthera tigris)」とされ、クマの方は「ナマケグマ(Melursus ursinus)」と考えられている。

 

動画でもわかる通り、2頭は結局、激しく争うことはなく、やがてクマが木々の中に入り、去っていった。

 

イギリス・Surrey大学で生態学などの講師を務める、Tara Pirie氏によれば、力と体格が似ている捕食動物は、戦うことでエネルギーを浪費し、双方が負傷するリスクがあるため、不必要な戦いを避ける傾向があるという。

 

また当時、現場で目撃していた、インドの「ICBMビジネスエクセレンススクール」のJitender Govindani教授は、メスのトラが遭遇時、3匹のトラの子供を育てており、「負傷するわけにはいかない」ため、特に戦いに消極的だった可能性があると指摘。

 

その上で「クマが突進してきた時、メスのトラは降参したように見えた」と述べている。(了)

 

出典元:Livescience:Bear vs tiger: Watch 2 of nature’s heavyweights face off in the wild in India(6/7)

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