オーストラリアのバスにコアラ、無事に保護され、自然に戻される

オーストラリアで先日、バスに乗っているコアラが保護され、その後自然に放された。
電柱にいたコアラを保護
そのコアラが見つかったのは12月13日、場所はクイーンズランド州の州都であるブリスベンとされている。
その日、市内を走るバスの運転手は、屋外の電柱にコアラがいることを発見。そのまま付近の道路に落下してしまうのではないかと心配し、そのコアラをバスに乗せたという。
運転手はその後、「コアラレスキュー」に連絡。「コアラレスキュー」はコアラを引き取り、野生動物病院で検査を行った後、12月15日に「セブンヒルズ・ブッシュランド保護区」に放したそうだ。
It was an ordinary bus ride – except for one furry passenger.
In Brisbane, Australia, a koala named Peri embarked on a once-in-a-lifetime trip before being released safely into the wild. https://t.co/TtuIrFzbSo pic.twitter.com/qWyTmlO68R
— ABC News (@ABC) December 19, 2025
野生のコアラには触れない方が良い
「コアラレスキュー」はその後、「ペリ」と名付けられたコアラの様子をFacebookに投稿。その中で、人々に対し、野生のコアラに触れないよう警告し、次のように説明した。
「訓練を受けていない限り、コアラに触れることはお勧めしません。コアラは非常に危険な爪を持っており、噛み付くこともあります。肋骨のあたりを掴むと、深刻な怪我を負う可能性があります。負傷したコアラを見つけた場合、救助が到着するまで触らずに、安全に保護できる場合は、そうしてください」
世界自然保護基金(WWF)によると、コアラは2022年にオーストラリア東部で、絶滅危惧種に指定されたという。
そして現在もコアラは、農業や都市開発のための森林伐採から、クラミジア病の蔓延、交通事故、犬の襲撃に至るまで、ますます多くの脅威に直面しているそうだ。(了)
出典元:ABC News:Rescued koala rides the bus to safety(12/19)


























