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オーストラリアのバスにコアラ、無事に保護され、自然に戻される

オーストラリアのバスにコアラ、無事に保護され、自然に戻される
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オーストラリアで先日、バスに乗っているコアラが保護され、その後自然に放された。

 

電柱にいたコアラを保護

 

そのコアラが見つかったのは12月13日、場所はクイーンズランド州の州都であるブリスベンとされている。

 

その日、市内を走るバスの運転手は、屋外の電柱にコアラがいることを発見。そのまま付近の道路に落下してしまうのではないかと心配し、そのコアラをバスに乗せたという。

 

運転手はその後、「コアラレスキュー」に連絡。「コアラレスキュー」はコアラを引き取り、野生動物病院で検査を行った後、12月15日に「セブンヒルズ・ブッシュランド保護区」に放したそうだ。

 

野生のコアラには触れない方が良い

 

「コアラレスキュー」はその後、「ペリ」と名付けられたコアラの様子をFacebookに投稿。その中で、人々に対し、野生のコアラに触れないよう警告し、次のように説明した。

 

「訓練を受けていない限り、コアラに触れることはお勧めしません。コアラは非常に危険な爪を持っており、噛み付くこともあります。肋骨のあたりを掴むと、深刻な怪我を負う可能性があります。負傷したコアラを見つけた場合、救助が到着するまで触らずに、安全に保護できる場合は、そうしてください」

 

世界自然保護基金(WWF)によると、コアラは2022年にオーストラリア東部で、絶滅危惧種に指定されたという。

 

そして現在もコアラは、農業や都市開発のための森林伐採から、クラミジア病の蔓延、交通事故、犬の襲撃に至るまで、ますます多くの脅威に直面しているそうだ。(了)

 

出典元:ABC News:Rescued koala rides the bus to safety(12/19)

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