これ本当?!ペルーで発見された3本指のミイラ、DNA検査が行われ物議を醸す
昨年、あるグループがペルーで不気味なミイラを発見したと主張していたが、その新たな調査が行われ、さらに物議をかもしている。
ナスカで発見された3体のミイラ
このミイラは2017年の初め頃、ペルーのナスカ付近で発見されたと言われているが、調査に当たった研究者らは、これがエイリアンのミイラだと主張していた。
彼らによれば発見されたミイラは3体あり、いずれも後頭部が異常に長く、指も3本しかなく、紀元後5世紀頃のものだという。
そして今回、3体のうちの2体、「Maria」と「Vavita」と呼ばれるミイラの組織を使ってDNA検査を実施。同じグループに所属するSaint-Petersburg Federal 大学のKonstantin Korotkov博士は、ミイラが人間のものではないと主張し、物議をかもしているそうだ。
UFO研究家「バカバカしいもの」
しかしミイラを発見したとされるジャーナリストのJamie Maussan氏や、Korotkov博士はかねてから問題視されてきた人物とされている。
そのためUFO研究家と呼ばれる人々も彼らを非難。これが作り話であると主張しているそうだ。実際にエイリアン専門家のNigel Watson氏も、取材に対し次のように語っている。
「この発見はほぼ間違いなくデマでしょう。私はミイラの発見についての全てのお話は、バカバカしいものだと考えています。新しい証拠は、Mariaが人間であることを示しています」
過去にも問題視されていた人物たち
ただ、エイリアンのミイラを発見したと主張するグループは、以前動画も作成しており、そこにはレントゲンで撮影された画像に、骨も映っていた。
Korotkov博士も「断層撮影スキャンでも、映っているのが骨だと明らかになった。組織も生物学的な性質を備えている。化学組成も彼らが人間であることを示している。DNAの特徴も人間と同じように23対の染色体をしている。しかし彼らは人間ではない」と語っているとか。
しかしジャーナリストのJamie Maussan氏は2015年5月に、ロズウェルで回収されたエイリアンの写真を入手したとして公開したが、その後写真は偽物であったことが証明されているという。
またKorotkov博士も、実は2008年に、人間の魂を写せるカメラを開発したと主張し、人々を困惑させているそうだ。エイリアン専門家のNigel Watson氏は次のように語っている。
「(ミイラの)唯一奇妙な点は、あまり見慣れないあばら骨の構造を持っていることです。しかしこれは製作者によって作られた、いわゆるbone montage(骨の合成)だと思います」
どうやらミイラであることは本物のようだが、そこに人間の手が加えられ、このような姿になったのかもしれない。(了)
出典元:MailOnline:Three-fingered ‘mummified creatures’ found with elongated skulls in Peru are aliens, claims controversial Russian scientist(3/12)