X_Winter King

ガザ地区にある教会の敷地が攻撃され、ギリシャ正教会側が激しい非難の声明を出した。

ガザ地区の住民が避難していた

19日に行われた、ギリシャ正教会の聖ポルフィリウス教会付近への攻撃で、少なくとも18人が死亡、多くの人が負傷したと言われている。

目撃者の話によれば、この攻撃は礼拝所の近くを狙って行われたようで、教会の外観が損傷し、隣接する建物が倒壊したという。

またここには、空爆から逃れようと、多くのガザ地区の住民が避難していたそうだ。

エルサレム正教会総主教庁は、この攻撃は戦争犯罪であるとし、イスラエルに対し「最も強い非難」を表明、声明で次のように述べた。

「教会やその施設、特に過去13日間のイスラエルによる住宅地への空爆によって、家を失った子どもたちや女性たちを守るために提供されている避難所を標的にしたことは、もはや無視できない戦争犯罪である」

この教会は、17日に爆発に見舞われたアル・アハリ・アラブ病院からそう遠くない場所にあるという。

Israel bombs the third oldest church in the world — 2,000 year old Greek Orthodox Church in the northern Gaza Strip, the Church of St. Porphyrius — where both Christians and Muslims were taking shelter.

At least 40 deaths reported so far. pic.twitter.com/okRSTyOfDj

— The Cradle (@TheCradleMedia) October 19, 2023

イスラエル側は現在、調査中と報告

一方、イスラエル国防軍（IDF）はこの攻撃について、自国に向けてロケット弾や迫撃砲を発射する（ハマスの）司令部を、戦闘機が攻撃したものだと主張。次のように述べた。

「IDFの攻撃の結果、その地域の教会の壁が損傷した。死傷者が出たとの報告を受けている。この事件は現在調査中である」

ただイスラエル軍は20日未明にも、多くのパレスチナ人が避難しているガザ地区南部を空爆したという。

ガザ地区の住民も、南部の町、カーン・ユーニスでの激しい空爆を報告しており、複数の男性、女性、子供らが救急車に乗せられ、ガザ地区で2番目に大きいナセル病院に運び込まれたそうだ。（了）

出典元：The Guardian：Israel-Hamas war live: IDF says it ‘attacked over a hundred operational targets’ overnight as it prepares for ‘prolonged’ Gaza campaign(10/20)